TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2005年6月19日放送)

TOKIO HOT 100 2005-06-19 放送回ランキング ランキング

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2005年6月19日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2005年6月19日放送回)。

この週の音楽シーン

2005年6月19日の「TOKIO HOT 100」で1位に輝いたのは、コールドプレイの「SPEED OF SOUND」だった。当時のバンドは3枚目のアルバム『X&Y』を引っさげて世界的なブレイクを果たしており、この曲はそのアルバムからの先行的な位置づけとして各国のチャートを賑わせていた楽曲だ。宇宙的でどこか荘厳な雰囲気を持つシンセサウンドと、クリス・マーティンの伸びやかなボーカルが重なり合うイントロは、当時のラジオで耳にした人も多かったはずだ。U2的な壮大さとブリットポップ的な叙情性を融合させたようなサウンドは、ロックバンドがアリーナやスタジアムを埋める規模感を持ち始めた時代の空気を象徴していたように思う。

この週のTOP10を見渡すと、洋楽と邦楽が拮抗しながら共存していた2005年という時代の多様性がよくわかる。2位にはブラック・アイド・ピーズの「DON’T PHUNK WITH MY HEART」がランクインしており、ヒップホップとポップスが交差するダンサブルな一曲として存在感を放っていた。3位のオアシスの「LYLA」は、90年代からブリットポップを牽引してきたバンドが、なおも現役感を保ちながらシーンの中心にいたことを示している。こうした洋楽の重厚な布陣の中に、邦楽勢もしっかりと食い込んでいるのがこの週の特徴だ。

4位のBENNIE Kによる「DREAMLAND」は、女性ラップユニットとしての独自の存在感を放ちながら、日本語ラップがJ-POPシーンの中でひとつの確立されたジャンルになりつつあったことを物語っている。6位のGOING UNDER GROUNDによる「STAND BY ME」は、バンドサウンドの温かみと歌詞世界の親密さで支持を集めていたグループらしい一曲であり、8位の初花凛々を歌うSINGER SONGERは、当時活動していたスガシカオ関連のプロジェクトとしても注目を集めていた存在だった。9位のYUKIによる「ドラマチック」は、judy and mary解散後にソロアーティストとして独自の路線を築きつつあった彼女の代表曲のひとつとして、多くのリスナーの記憶に残っている。

洋楽勢では5位にバックストリート・ボーイズの「INCOMPLETE」がランクインしており、90年代から続くボーイズグループの系譜がまだ根強い人気を保っていたことがわかる。7位のジャミロクワイによる「FEELS JUST LIKE IT SHOULD」は、ファンク・アシッドジャズの旗手として独自のグルーヴを追求し続けるアーティストの安定感を感じさせる一曲だ。そして10位のザ・ホワイト・ストライプスによる「BLUE ORCHID」は、ガレージロックリバイバルの潮流を象徴する荒々しいサウンドで異彩を放っていた。

こうして振り返ると、この週のTOP10はロック、ヒップホップ、J-POP、ファンクといった多彩なジャンルが自然に共存し、リスナーが幅広い音楽体験を享受できていた時代の豊かさを感じさせる。コールドプレイが1位を飾ったこの週は、ロックバンドが持つスケール感と、多様なジャンルが並び立つ音楽シーンの成熟を同時に映し出した、象徴的な一週間だったと言えるだろう。

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2005年6月19日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

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