TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2022年2月6日放送)

TOKIO HOT 100 2022-02-06 放送回ランキング ランキング

本ページには広告(Amazonアソシエイト・楽天アフィリエイト等)を含みます。

2022年2月6日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2022年2月6日放送回)。

この週の音楽シーン

2022年2月6日放送の「TOKIO HOT 100」で1位に立ったのは、THE WEEKNDの「SACRIFICE」だった。アルバム『Dawn FM』からのカットで、当時のTHE WEEKNDは前作『After Hours』の世界的成功を経て、80年代のシンセポップやディスコ、AOR的な質感をさらに突き詰めた音作りへと歩みを進めていた時期にあたる。「SACRIFICE」もそうした流れの中にある一曲で、ダンサブルなビートと乾いたシンセの音色が印象的で、ラジオという媒体の特性である「移動時間や作業時間に流れる音楽」としても心地よく機能していたことがうかがえる。深夜のFMラジオDJというコンセプトを掲げた『Dawn FM』自体が、ラジオという形式そのものへのオマージュでもあり、それがラジオ番組のチャートで1位を獲得するという巡り合わせも、当時のリスナーにとっては象徴的な出来事だったのではないだろうか。

この週のTOP10を眺めると、洋楽・邦楽が入り混じる構成になっており、当時の音楽シーンの多様さがよく表れている。2位には宇多田ヒカルの「BADモード」がランクインしており、実験的でありながらポップな質感を持つサウンドは、同時期の洋楽の潮流とも地続きの感覚で聴くことができた。3位の緑黄色社会「キャラクター」、9位のサカナクション「ショック!」など、邦楽ロック・ポップスの主要アーティストたちも存在感を放っていた。

特に注目したいのは5位のBE:FIRST「BRAVE GENERATION」だ。デビューから間もない時期のBE:FIRSTは、SKY-HIが手掛けたオーディションプロジェクト「THE FIRST」から誕生したグループとして大きな話題を集めており、この年はまさにブレイクの真っ只中にあった。力強いメッセージ性を持つ楽曲がチャート上位に食い込んでいたことは、当時のJ-POPシーンにおける新しい世代の台頭を感じさせるものだった。

また6位にはAdoの「心という名の不可解」がランクイン。前年にデビューシングル「うっせぇわ」で一気に注目を集めたAdoは、この時期も精力的に新曲をリリースしており、独特の歌声とパフォーマンスで存在感を発揮し続けていた。8位の藤井風によるリミックス楽曲がランクインしているのも興味深い。藤井風はこの前後の時期、国内だけでなく海外からも注目を集め始めており、リミックスという形での再解釈がチャートに反映されているのは、当時の楽曲の楽しみ方の広がりを感じさせる。

洋楽勢に目を向けると、4位にCharlie Puth「LIGHT SWITCH」、10位にAmber Markの「FOREIGN THINGS」がランクイン。ポップスとR&Bが自然に共存するチャートの様相は、ジャンルの境界が緩やかになっていた当時のリスナーの聴取傾向を映し出している。7位のOVALL feat. SIRUPも、シティポップ的な質感とR&B、ジャズの要素を融合させたサウンドで、日本のブラックミュージック的な潮流の広がりを感じさせる一曲だった。

この週のTOP10全体を振り返ると、洋楽の最新トレンドと、邦楽における新世代の台頭、そしてジャンルを超えた音楽の混淆が同時に進んでいた時期であったことが見えてくる。THE WEEKNDの1位獲得は、そうした国境やジャンルの垣根を越えた音楽の楽しみ方が、ラジオという媒体を通じてリスナーに届けられていた一つの証左だったといえるだろう。

🎧 この曲を聴くなら[PR]

2022年2月6日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

次の週(2022年2月13日) »

ワイヤレスでも高音質で[PR]

あわせて読みたい

コメント

タイトルとURLをコピーしました