TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2023年2月5日放送)

TOKIO HOT 100 2023-02-05 放送回ランキング ランキング

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2023年2月5日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2023年2月5日放送回)。

この週の音楽シーン

2023年2月5日放送のJ-WAVE「TOKIO HOT 100」で首位に輝いたのは、DENIMSの「LIFE IS GOOD」だった。コロナ禍からの日常回復が実感され始めていたこの時期、タイトルそのものが体現するような肯定的な空気感を持つこの曲は、都会的でグルーヴィーなサウンドを軸に、ファンクやソウルのエッセンスを効かせたバンドサウンドで多くのリスナーの心を掴んだ。カッティングギターとタイトなリズム隊が絡み合う演奏は、いわゆるシティポップ/ファンク再評価の潮流を汲みつつも、決して懐古趣味に終わらない現在進行形のライブ感を宿しており、聴く者を自然と身体で音楽を楽しむ気分にさせてくれる一曲だったと言える。

2位にはTAEYANGとBTSのJIMINによる「VIBE」がランクイン。K-POPの世界的な存在感がますます強まっていた当時、ソロアーティストとグループメンバーの共演という形でジャンルやチームの垣根を越えたコラボレーションが注目を集めていたことを象徴する一曲だ。R&Bを基調にした洗練されたトラックは、国境を越えたポップスの同時代性を感じさせる。

一方で3位のARLO PARKS、4位のSAMIAといった名前も見逃せない。ともに内省的で繊細な言葉選びとインディー・ロック/フォークの感触を持つ若手アーティストであり、当時の欧米インディーシーンにおける「静かな強さ」を持つ表現が、日本のリスナーにも届いていたことがうかがえる。こうした選曲の並びは、TOKIO HOT 100というチャートが単なる国内ヒットの集計にとどまらず、国際的な音楽の潮流を敏感に映し出す場であったことを物語っている。

国内勢に目を向ければ、AAAの宇野実彩子がソロ名義で聴かせる「GOING ON」、VAUNDYの「まぶた」、CHAIの「ラブじゃん」、雨のパレードの「PARADIGM」、NOVEL CORE「ジェンガ」と、ジャンルもバックグラウンドも異なるアーティストたちが並ぶ。ソロシンガーとしての表現を模索する宇野、独自の音楽性で幅広い層から支持を集めていたVaundy、遊び心とパワフルさを併せ持つCHAIのガールズバンドサウンド、浮遊感のあるギターロックを鳴らす雨のパレード、ラップとメロディの融合を追求するNovel Coreと、当時の日本の音楽シーンの多様性がそのまま凝縮されたラインナップだった。

10位のBENNY SINGSは、オランダ出身ながらローファイ・ソウルとポップスを融合させた温かみのあるサウンドで知られる存在。DENIMSの首位とあわせて考えると、この週のチャートには「肩の力を抜いたグルーヴ」を求める気分が全体として漂っていたようにも見える。パンデミック後の生活が少しずつ日常を取り戻しつつあった2023年初頭、軽やかで心地よい音楽が人々の耳に自然と馴染んでいった時代の空気を、このTOP10は静かに、しかし確かに記録している。

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2023年2月5日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

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