TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2023年8月27日放送)

TOKIO HOT 100 2023-08-27 放送回ランキング ランキング

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2023年8月27日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2023年8月27日放送回)。

この週の音楽シーン

2023年8月27日放送の「TOKIO HOT 100」で1位に輝いたのは、NewJeansの「ETA」だった。同ランクインには8位に「Super Shy」も名を連ねており、当時のNewJeansの勢いをそのままチャートが映し出していた回として振り返ることができる。「ETA」はミニマルながらグルーヴを前面に出したトラックで、K-POP的な緻密さとUSベースミュージックやジャージークラブ的な感触を自然に結びつけた作風が特徴的だった曲だ。歌モノとしてのキャッチーさを保ちながら、クラブミュージックのビート感を大胆に取り入れる姿勢は、この時期のK-POPが世界のダンスミュージックの潮流と地続きになっていたことを象徴していたと言えるだろう。

この週のTOP10を眺めると、洋楽・邦楽・K-POPが渾然一体となっている点が非常に印象的だ。2位には星野源の「生命体」、7位には米津玄師の「地球儀」というように、日本を代表するソングライターたちの新作が上位に食い込み、6位には宇多田ヒカルの「GOLD ~また逢う日まで~」がランクイン。世代もキャリアも異なるアーティストたちが、同じ週のチャートで肩を並べていたことは、2023年という時期の邦楽シーンの成熟と多様性を物語っている。米津玄師の「地球儀」はスタジオジブリ作品の主題歌として大きな話題を呼んだ楽曲であり、映像作品とのタイアップが依然として日本の音楽シーンにおいて強い訴求力を持っていたことも窺える。

一方で4位にはJUNG KOOKの「Seven」がランクインしている。BTSのメンバーとしてグローバルに絶大な人気を誇る彼が、Lattoをフィーチャリングに迎えてソロとしての存在感を示した楽曲であり、K-POPアーティストの活動が個人単位でも世界的なヒットチャートに直結する時代であったことを感じさせる一曲だ。またLAUVの「Love U Like That」やFred again..& Obongjayarの「Adore U」など、洋楽シーンでもエレクトロニックな質感とポップスの融合が進んでいたことがTOP10全体からも読み取れる。特にFred again..は当時、UKのクラブシーンから支持を広げつつあったプロデューサーであり、彼の楽曲がJ-WAVEのようなチャートに顔を出していたことは、日本のリスナーの耳が国境を越えたダンスミュージックの潮流にも開かれていたことの証左だろう。

9位にランクインしたASOUNDの「オリジナル」も見逃せない。国内のインディペンデントなシーンから生まれたアーティストが、メジャーな洋楽・K-POPのヒット曲と並んでチャートインしていたことは、当時のリスナーが国籍やジャンルにとらわれず、良質な音楽を柔軟に選び取っていたことを示している。

この週のTOP10を総括すると、K-POPのグローバルな躍進、日本の実力派シンガーソングライターたちの安定した存在感、そして洋楽シーンにおけるダンスミュージックの深化という、複数の潮流が交差した瞬間として記憶されるべき回だったのではないだろうか。NewJeansの「ETA」が首位に立ったこの週は、ジャンルの境界が緩やかに溶け合っていく時代のムードを、まさに象徴していたように思える。

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2023年8月27日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

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