TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2016年12月11日放送)

TOKIO HOT 100 2016-12-11 放送回ランキング ランキング

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2016年12月11日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2016年12月11日放送回)。

この週の音楽シーン

2016年12月11日放送の「TOKIO HOT 100」を振り返ると、1位に輝いたのはASIAN KUNG-FU GENERATIONの「ループ&ループ」だった。結成から10年以上を経てなお第一線でリスナーの支持を集め続けていたバンドが、この週のトップに立っていたという事実は、日本のロックシーンの底力を象徴していたように思う。轟音とメロディの美しさが同居するアジカンらしいサウンドは、当時のJ-POPやロックの流れの中でも独自の存在感を放っていた。彼らの音楽は単なる懐古趣味ではなく、常に「今」を鳴らそうとする姿勢に貫かれており、それがこの週のチャート最上位という結果に結びついたのだろう。

この週のTOP10全体を眺めると、2016年末という時代の空気が濃密に詰まっている。2位にはBRUNO MARSの「24K MAGIC」がランクインしており、彼が同名アルバムでファンク・R&B回帰を鮮烈に打ち出した時期と重なる。世界的にディスコ・ファンクの再評価が進んでいた頃で、6位のDNCE「GOOD DAY」や7位のTHE WEEKND feat. DAFT PUNK「I FEEL IT COMING」も、そうしたレトロフューチャーなグルーヴを共有する楽曲として並んでいるのが興味深い。DAFT PUNKが客演として参加していたことも、当時のポップシーンとエレクトロニックミュージックの蜜月を物語っている。

邦楽勢も充実していた。4位には星野源の「恋」がランクインしており、この年のドラマ主題歌として社会現象的なヒットとなった楽曲が、年末になってもなお高い支持を保っていたことがうかがえる。5位のRADWIMPS「光」は、映画『君の名は。』の大ヒットを追い風に、アニメーション作品と音楽が強く結びついた2016年を象徴する一曲だった。8位には桑田佳祐の「君への手紙」、10位には宇多田ヒカルの「道」が入っており、世代を超えたアーティストたちが同じチャートの中で並び立っていたことも見逃せない。宇多田ヒカルにとってこの時期は長い活動休止からの復帰後にあたり、その存在感の大きさを改めて感じさせる。

3位のSTING「I CAN’T STOP THINKING ABOUT YOU」や9位のTHE ROLLING STONES「HATE TO SEE YOU GO」といったベテラン勢の新作も並んでおり、ロックの重鎮たちが現役感を失わずに新しい音を鳴らし続けていた時代でもあった。こうして見渡すと、この週のTOP10は邦楽ロック、洋楽ポップ、映画・ドラマタイアップ、そしてベテランの新作までが混然一体となった、実に多層的なラインナップだったといえる。アジカンの「ループ&ループ」が頂点に立ったこの週は、ジャンルも世代も越境しながら「今の音楽」を提示し続けていた2016年末の空気を、鮮やかに切り取っていたのではないだろうか。

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2016年12月11日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

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