TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2020年1月19日放送)

TOKIO HOT 100 2020-01-19 放送回ランキング ランキング

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2020年1月19日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2020年1月19日放送回)。

この週の音楽シーン

2020年1月19日放送の「TOKIO HOT 100」で1位に立ったのは、King Gnuの「TEENAGER FOREVER」だった。前年の「白日」で一気に国民的バンドへと駆け上がった彼らが、年明けの東京発チャートの頂点にこの曲を置いたことは、当時のシーンの空気をよく表していた出来事だったように思う。ロックバンドという枠に収まらないサウンドメイクと、常田大希と井口理という二人のボーカリストが織り上げる独特のグルーヴは、ジャンルの垣根を軽々と越えて都会的なリスナーの耳に届いていた。「TEENAGER FOREVER」というタイトル自体が、大人になっても失いたくない衝動やロマンティシズムを言い当てていて、2020年という新しい10年の始まりに、彼らなりの宣言のように響いたのを覚えている。

この週のTOP10を見渡すと、King Gnuを筆頭に東京事変、香取慎吾、Official髭男dism、AWESOME CITY CLUBといった日本のアーティストと、The Weeknd、Justin Bieber、The Chainsmokers and Kygo、Oh Wonderら海外勢が絶妙に混在している。これはまさに「TOKIO HOT 100」らしい編成であり、洋楽と邦楽をボーダーレスに並べることで、東京という都市のリスナーの実際の聴取感覚を映し出そうとする番組の姿勢が表れていた。東京事変が「選ばれざる国民」で2位に入っていたのも印象的で、椎名林檎を中心としたバンドが再結成を経て、なお鮮烈な存在感を放っていたことがうかがえる。

海外勢では、The Weekndの「Blinding Lights」が5位にランクインしていた点も見逃せない。この曲はのちに世界的な大ヒットとなり、80年代シンセポップを現代的に再解釈したサウンドで多くのリスナーを魅了していくことになるが、この時点ではまだその爆発力を静かに蓄えている段階だったとも言える。Justin Bieberの「Yummy」がカムバック作として6位に入っていたことも、当時のポップシーンの動向を示す一つの符号だ。長い活動休止を経た彼の復帰は世界中で注目を集めており、日本のチャートにもその熱がしっかりと届いていたことがわかる。

邦楽勢では、香取慎吾がWONKをフィーチャリングした「METROPOLIS」が4位に入っているのも興味深い。ジャニーズ出身のアーティストが、ネオソウル的な感触を持つバンドと組むという組み合わせ自体が新鮮であり、当時の日本の音楽シーンにおけるジャンル横断の動きを象徴していた。Official髭男dismの「I LOVE…」も8位にランクインしており、前年からの「Pretender」の大ヒットを追い風に、彼らがバラードやミッドテンポの楽曲でも高い支持を得ていたことが伝わってくる。

こうして振り返ると、2020年1月19日というこの週は、新しい10年代の始まりにふさわしい多様性と熱量を持ったチャートだったと言える。King Gnuの「TEENAGER FOREVER」が頂点に立ったことは、ジャンルを軽やかに越境する音楽性が、東京のリスナーにとって最も刺激的で求められていたものだったことの証だろう。この数か月後、世界は新型コロナウイルスの影響で大きく変わっていくことになるが、この週のチャートにはまだそうした予兆は感じられず、純粋に音楽そのものの熱気とバラエティに満ちた、幸福な瞬間の記録として今も輝いている。

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2020年1月19日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

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