TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2019年8月18日放送)

TOKIO HOT 100 2019-08-18 放送回ランキング ランキング

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2019年8月18日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2019年8月18日放送回)。

この週の音楽シーン

2019年8月18日放送の「TOKIO HOT 100」を振り返ると、まず目に飛び込んでくるのは1位に輝いたHAIMの「SUMMER GIRL」だ。ロサンゼルス出身の3姉妹によるこの曲は、ルー・リードの名曲を思わせるベースラインを土台に、気だるさと開放感を同居させたサマー・チューンとして仕上がっていた。当時HAIMは前作から数年のブランクを経て、じっくりと新曲を小出しにしていく時期にあり、この「SUMMER GIRL」もそうしたリリース戦略の一環として発表された楽曲だった。派手さよりも肌触りの良さで勝負するグルーヴが、猛暑の続く8月の空気にしっくりと馴染んでいたのを覚えている人も多いだろう。

TOP10全体を眺めると、この週は国内勢の勢いも印象的だ。2位には東京スカパラダイスオーケストラがMr.Childrenの桜井和寿をフィーチャーした「リボン」がランクイン。バンドとボーカリストという異なるフィールドの表現者が交わることで生まれる化学反応は、スカパラというグループの懐の深さを改めて感じさせるものだった。3位のOFFICIAL髭男DISMは、この年まさにブレイクの真っ只中にいたバンドで、「宿命」はドラマ主題歌として広く知られるようになった一曲。ピアノを軸にした劇的な展開と髭男らしい歌謡的なメロディが同居し、邦楽シーンに新しい潮流をもたらしていた時期の空気を今に伝えている。

5位のKing Gnuによる「飛行艇」も見逃せない。この年King Gnuは「白日」で一気に知名度を広げたバンドだが、「飛行艇」はよりバンドサウンド寄りの構築美を感じさせる楽曲で、ジャンルを横断する彼らの音楽性の幅広さを示すものだった。9位のあいみょんの「真夏の夜の匂いがする」も、まさにタイトル通り夏の情景を切り取った一曲で、当時のあいみょんの勢いを物語るランクインと言えるだろう。

海外勢では6位にエド・シーラン feat. カリードの「BEAUTIFUL PEOPLE」、10位にはサム・スミスの「HOW DO YOU SLEEP?」がランクイン。どちらもポップフィールドの第一線で活躍するアーティストの楽曲で、洋楽ポップスとダンスミュージックの境界が溶け合っていく2010年代終盤の潮流を感じさせる並びだ。8位のシューラによる「RELIGION」は、UKのR&B/ソウルシーンから届いた楽曲で、こうしたインディー精神を持つアーティストがメジャーなチャートに顔を出すあたりにも、この番組らしい選曲眼が光っていた。

こうして並べてみると、この週のTOP10は国内バンドシーンの新旧交代と、海外ポップス・R&Bの成熟が同時に進行していた2019年夏の空気を凝縮しているように思える。HAIMの涼やかなグルーヴを1位に据えつつ、髭男やKing Gnu、あいみょんといった当時の邦楽の新しい顔ぶれが並走する。ジャンルも国籍も横断しながら「今」の気分を切り取る、TOKIO HOT 100らしい一週間だったと言えるだろう。

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2019年8月18日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

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