TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2018年9月2日放送)

TOKIO HOT 100 2018-09-02 放送回ランキング ランキング

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2018年9月2日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2018年9月2日放送回)。

この週の音楽シーン

2018年9月2日放送回の「TOKIO HOT 100」を振り返ると、まず目に留まるのは1位に輝いた星野源「アイデア」だ。この曲はドラマ主題歌として世に送り出され、日常の中にあるささやかな幸福や、誰かと過ごす時間の尊さを穏やかに歌い上げる楽曲として広く親しまれた。ファンクやソウルのエッセンスを下敷きにしながらも、力みのないヴォーカルと、抜け感のあるトラックメイキングが特徴で、星野源というアーティストが持つ「肩の力を抜いた説得力」が存分に発揮された一曲だったと言える。当時は「恋」以降、幅広い層に支持を広げていた時期でもあり、ドラマや音楽番組を通じてお茶の間にまで浸透していく過程を象徴するような1位獲得だったのではないだろうか。

この週のチャートを俯瞰すると、邦楽・洋楽が入り混じりながらも、それぞれのジャンルで存在感のある楽曲が並んでいるのが興味深い。2位のあいみょん「マリーゴールド」は、シンプルなギターサウンドと切実な歌詞世界で、当時のシンガーソングライターブームを牽引していた一曲だ。3位のKREVA「存在感」は、日本語ラップの言葉選びの巧みさを改めて感じさせる存在で、ヒップホップがより幅広いリスナーに届く土壌ができつつあった時代を映している。4位にはサザンオールスターズ「壮年JUMP」がランクインしており、長年第一線で活動を続けるバンドが、時代を超えて新曲でも上位に食い込む底力を見せていた。

洋楽勢に目を向けると、5位にはアリアナ・グランデ「NO TEARS LEFT TO CRY」が並ぶ。前作から続く音楽的な深化と、力強いメッセージ性を持つダンスポップとして、国内外で高く評価されていた楽曲だ。7位のThe 1975や9位のCHVRCHES feat. 水曜日のカンパネラといった顔ぶれからは、オルタナティブ・ロックやシンセポップの領域でも国境を越えたコラボレーションや越境的な音楽の広がりが感じられる。とりわけCHVRCHESと水曜日のカンパネラの共演は、日本のアーティストが海外シーンと接続していく象徴的な出来事のひとつとして記憶に残る。

6位の三浦大知「BE MYSELF」は、ダンスミュージックとしての完成度の高さに加え、自身のアイデンティティを見つめ直すようなテーマ性を持ち、パフォーマーとしてもソングライターとしても円熟期を迎えていた時期の充実ぶりがうかがえる。10位のカルヴィン・ハリス&サム・スミス「PROMISES」は、EDMとポップスの融合が引き続き世界的なトレンドであったことを示す一曲であり、フェスシーンとチャートシーンが地続きだった当時の空気感を伝えている。

こうして並べてみると、この週のTOP10は邦楽ポップス、日本語ラップ、長寿バンドの現在進行形、そして洋楽のダンスミュージックやオルタナティブが自然に共存する、多様性に富んだ構成だったことがわかる。星野源「アイデア」が頂点に立ったこの週は、ジャンルを越えて「聴き心地の良さ」や「言葉の届き方」が重視されていた時代の空気を、静かに、しかし確かに映し出していたと言えるだろう。

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2018年9月2日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

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