TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2018年5月13日放送)

TOKIO HOT 100 2018-05-13 放送回ランキング ランキング

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2018年5月13日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2018年5月13日放送回)。

この週の音楽シーン

2018年5月13日の「TOKIO HOT 100」で1位に輝いたのは、アリアナ・グランデの「NO TEARS LEFT TO CRY」でした。この曲は彼女にとって大きな転換点となった作品で、しっとりとしたイントロから一転してダンサブルなビートへと展開していく構成が印象的でした。悲しみを乗り越えて前を向くというメッセージ性を持ちながらも、聴き手を踊らせる強度を兼ね備えていたところに、当時のアリアナの表現の幅広さがよく表れていたように思います。ポップスの一つの完成形として、多くのリスナーの耳に残った一曲だったのではないでしょうか。

2位には、カルヴィン・ハリスとデュア・リパによる「ONE KISS」がランクインしています。ハウス色の強いトラックメイカーと、当時勢いを増していた女性シンガーの組み合わせは、この時期のヨーロッパ発ポップスの一つの潮流を象徴していたと言えるでしょう。3位には宇多田ヒカルの「PLAY A LOVE SONG」がつけており、国内外のトップアーティストが同じチャートの中で肩を並べている光景は、洋楽・邦楽の垣根が薄れつつあった当時のリスナーの聴取スタイルをよく映し出していました。

邦楽勢に目を向けると、4位にaikoの「ストロー」、7位にあいみょんの「満月の夜なら」が入っています。あいみょんはこの頃、独自の言葉選びと生々しい感情表現で急速に支持を広げていた時期で、こうした才能がチャート上位に食い込んでくること自体が、シーンの新陳代謝を感じさせる出来事でした。10位のOfficial髭男dismによる「ノーダウト」も見逃せません。バンドとしてまだこれからブレイクしていく途上にあった彼らの楽曲が、この時点で早くもTOP10に顔を出していたことは、今振り返ると象徴的な出来事だったと言えるでしょう。

また6位にはTWICEの「WHAT IS LOVE?」がランクインしており、K-POPガールズグループが日本のチャートでも確かな存在感を放っていたことがうかがえます。8位のデヴィッド・ゲッタ&シーアの「FLAMES」、9位のケイシー・マスグレイヴスの「HIGH HORSE」も含め、EDM由来のダンスミュージックと、カントリー/シンガーソングライター系の楽曲が同じ土俵で並ぶあたりに、当時のポップスの多様性が凝縮されていたように感じます。

こうして改めてこの週のTOP10を眺めると、洋楽ポップスの成熟期と、邦楽シーンの新しい波が同時に押し寄せていた時期だったことがよくわかります。アリアナ・グランデが体現していた「感情の吐露とダンスミュージックの融合」という要素は、その後も長くポップスの主要なテーマであり続けました。一方で、あいみょんやOfficial髭男dismのように、後に時代を象徴する存在となっていくアーティストたちが、まだ駆け出しに近い立場でチャートに名を連ねていたことも興味深い点です。一枚のチャートの中に、成熟したメインストリームと、これから伸びていく才能の両方が同居していた——そんな贅沢な一週間だったのではないかと、今振り返ると感じられます。

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2018年5月13日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

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