TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2017年10月29日放送)

TOKIO HOT 100 2017-10-29 放送回ランキング ランキング

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2017年10月29日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2017年10月29日放送回)。

この週の音楽シーン

2017年10月29日放送の「TOKIO HOT 100」で1位に輝いたのは、BECKの「UP ALL NIGHT」だった。BECKといえば1990年代から活動を続けるアメリカのミュージシャンで、フォーク、ヒップホップ、エレクトロニカ、ロックなど様々な音楽性を自在に横断してきたアーティストとして知られている。この曲はアルバム「Colors」からのシングルで、彼のキャリアの中でも際立ってカラフルでダンサブルな一曲だった。ギターのカッティングとシンセの音色が絡み合い、深夜のドライブや眠れない夜にぴったりのアッパーな高揚感を演出していたのが印象的だ。ベテランでありながら常に「今」の音を鳴らし続けるBECKの姿勢が、この曲にも色濃く表れていたと言えるだろう。

TOP10全体を見渡すと、国内外の多様なアーティストが並んでいることに気づく。2位にはCHAIの「N.E.O.」がランクイン。パンクとポップを掛け合わせたような彼女たちのサウンドは、当時「NEOかわいい」というコンセプトとともに国内外から注目を集め始めていた時期だった。3位のフレデリックによる「TOGENKYO」も、キャッチーなリフとダンサブルなビートで邦楽ロックシーンに新しい風を吹き込んでいたバンドの一曲だ。日本のオルタナティブなバンドサウンドが海外のポップスと同じチャートに並ぶこと自体が、当時の「TOKIO HOT 100」らしい光景だった。

洋楽勢では、4位にP!NKの「WHAT ABOUT US」がランクイン。力強いメッセージ性とスケール感のあるボーカルは、彼女らしい存在感を放っていた。6位のNIALL HORANは元One Directionのメンバーとしてソロ活動を本格化させていた時期で、「TOO MUCH TO ASK」はアコースティックな質感が印象的なバラードだった。8位のCHARLIE PUTHは、ソングライターとしての才能とポップセンスで次々とヒットを飛ばしていた頃で、「HOW LONG」もその流れを汲む一曲だ。10位のMAROON 5 feat. SZAによる「WHAT LOVERS DO」は、バンドサウンドとR&Bシンガーの融合という、当時盛んだったコラボレーションの潮流を象徴する曲でもあった。

邦楽勢に目を向けると、5位のJUJU「いいわけ」は、大人の女性の機微を歌い上げる彼女らしいバラードで、安定した歌唱力とエモーショナルな表現が光っていた。7位のDAOKO×岡村靖幸「ステップアップLOVE」は、世代の異なる二人のアーティストが手を組んだことで話題となった一曲で、岡村靖幸独特のグルーヴ感とDAOKOの浮遊感のあるボーカルが新鮮な化学反応を生んでいた。9位のAimer「ONE」は、透明感のあるハスキーボイスでリスナーを惹きつける彼女らしい世界観を持つ楽曲だった。

こうして振り返ると、この週のチャートは国内外・世代・ジャンルを問わず多彩な音楽が共存していたことがよくわかる。BECKという長いキャリアを持つアーティストが1位を飾りながらも、CHAIやフレデリックといった新しい世代のバンド、JUJUやAimerのような日本の女性シンガーたち、そして海外の旬なポップスターたちが同じ土俵で並ぶ様子は、当時の音楽シーンの豊かさと多様性を映し出す一枚のスナップショットのようだ。ジャンルの垣根が緩やかになりつつあった2017年という時代の空気を、このTOP10は静かに物語っている。

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2017年10月29日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

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