TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2017年9月24日放送)

TOKIO HOT 100 2017-09-24 放送回ランキング ランキング

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2017年9月24日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2017年9月24日放送回)。

この週の音楽シーン

2017年9月24日のJ-WAVE「TOKIO HOT 100」で1位に輝いたのは、BECKの「UP ALL NIGHT」だった。この曲は、同年秋にリリースされたアルバム「Colors」からのシングルで、BECKにとってはひとつの大きな転換点となる作品群のひとつだった。90年代から自身の音楽性を柔軟に変化させ続けてきたBECKだが、「Colors」は그の中でもとりわけポップに振り切った、カラフルでダンサブルな作風が特徴で、「UP ALL NIGHT」はまさにその象徴といえる一曲。シンセサイザーの煌びやかなサウンドと、抜けの良いビートが夜通し踊り続けたくなるような高揚感を生み出しており、実験的な音楽家というイメージを持つリスナーにとっては新鮮な驚きをもたらした楽曲でもあった。

この週のTOP10を見渡すと、洋楽・邦楽を問わず多彩な顔ぶれが並んでいるのが印象的だ。桑田佳祐の「オアシスと果樹園」は、日本のロックシーンを長年牽引してきたベテランならではの深みのある楽曲。山下達郎の「REBORN」もまた、日本の音楽シーンにおける不動の存在感を示す一曲として並んでいる。一方で、あいみょんの「君はロックを聴かない」やGLIM SPANKYの「吹き抜く風のように」は、当時勢いを増しつつあった若手アーティストたちの台頭を象徴する存在だった。特にあいみょんは、この後の数年で日本の音楽シーンを代表するシンガーソングライターへと駆け上がっていくことになる、その入り口に立っていた時期といえるだろう。

洋楽勢に目を向ければ、Taylor Swiftの「LOOK WHAT YOU MADE ME DO」がランクインしている点も見逃せない。この曲は、彼女がそれまでのカントリー・ポップ的なイメージから大きく脱却し、よりダークでエッジの効いたサウンドへと舵を切ったアルバム「Reputation」の先行シングルであり、世界的にも大きな話題を呼んだ楽曲だった。また、U2の「YOU’RE THE BEST THING ABOUT ME」は、彼らのアルバム「Songs of Experience」に関連する楽曲で、ロックの重鎮バンドが変わらず新作を送り出し続けていた時期でもある。Foo Fightersの「RUN」も同様に、ベテランロックバンドの健在ぶりを伝える一曲だ。Maroon 5とSZAのコラボレーション曲「WHAT LOVERS DO」は、当時のポップシーンにおけるコラボレーション文化の広がりを象徴しており、Carly Rae Jepsenの「CUT TO THE FEELING」もまた、彼女らしいきらびやかなシンセポップサウンドでリスナーを魅了していた。

こうして振り返ると、2017年秋のこの週は、ベテランと新人、洋楽と邦楽、実験性とポップさが絶妙に交錯する、非常にバランスの取れたチャートだったことがわかる。BECKの「UP ALL NIGHT」が1位に立ったという事実は、当時のリスナーが単なる流行歌だけでなく、アーティストの音楽的な冒険や進化そのものを求めていたことの表れでもあるだろう。時代を超えて活躍し続けるミュージシャンが新たな挑戦を見せる一方で、次世代を担う才能たちも着実に頭角を現していた、そんな豊かな音楽シーンの一断面が、このTOP10には刻まれている。

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2017年9月24日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

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