TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2017年7月16日放送)

TOKIO HOT 100 2017-07-16 放送回ランキング ランキング

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2017年7月16日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2017年7月16日放送回)。

この週の音楽シーン

2017年7月16日放送回のTOKIO HOT 100で1位に輝いたのは、SUCHMOSの「WIPER」だった。この年、SUCHMOSは「STAY TUNE」の大ヒットによって一気にシーンの中心へと躍り出たバンドであり、「WIPER」はその勢いをさらに確かなものにする一曲として多くのリスナーに迎えられた。ヨンス(Yonce)の脱力感のあるヴォーカルと、ファンクやシティポップの香りを纏ったバンドサウンドは、当時の日本の音楽シーンに新しい風を吹き込んでいた。夏の始まりを告げるようなこの曲が1位を飾ったことは、まさに時代の空気を体現していたと言えるだろう。

2位にはCALVIN HARRISが手がけた「Feels」がランクインしている。ファレル・ウィリアムス、ケイティ・ペリー、ビッグ・ショーンという豪華な顔ぶれが参加したこの曲は、夏らしい開放的なグルーヴが特徴で、当時のUKダンスミュージックとポップスの融合を象徴する存在だった。さらに10位には同じくケイティ・ペリーが単独名義で放った「Bon Appetit」(Migos参加)もランクインしており、この週のチャートは彼女の存在感を色濃く映し出していた。

国内勢に目を向ければ、3位にSPITZの「1987→」が登場している。デビューから長い年月を経てなお第一線で新曲を送り出し続けるバンドの姿は、日本のロックシーンの厚みを感じさせるものだった。4位のnever young beachによる「Surely」は、脱力感のあるサウンドとノスタルジックなメロディーが持ち味で、SUCHMOSと並んで当時注目を集めていた「シティポップ的感性を持つ新世代バンド」の一角を担っていた。6位のSEKAI NO OWARIによる「RAIN」も、独自の世界観を持つバンドとしての存在感を示していた。

海外勢では5位にDJ Khaledがリアーナ、ブライソン・ティラーを迎えた「Wild Thoughts」がランクイン。サンタナの名曲をサンプリングした印象的なギターフレーズが耳を引く一曲で、この年の夏を代表するヒット曲のひとつとして世界的にヒットしていた。8位にはDavid Guettaがジャスティン・ビーバーをフィーチャーした「2U」がランクインし、EDMとポップスの境界がますます曖昧になっていく当時の潮流を感じさせた。

また7位には、TWICEの「TT」日本語バージョンが名を連ねている。K-POPグループが日本語詞でヒットを狙う動きが本格化していった時期であり、韓国発のガールズグループが日本のチャートに定着し始めた象徴的な出来事のひとつだったといえる。9位にはLove Psychedelicoの「Might Fall In Love」がランクイン。90年代末からシーンを支えてきたユニットが、変わらぬ洋楽的センスを保ちながら新曲を届けていたことも興味深い。

このように振り返ると、2017年7月中旬のTOKIO HOT 100は、国内の新世代バンドの台頭、K-POPの日本進出、そして海外のダンス・ポップシーンの成熟が同居する、非常に多層的な一週間だったことがわかる。中でもSUCHMOSの「WIPER」が1位を飾ったことは、日本の音楽シーンが新しい感性を求めていた時代の転換点を象徴する出来事として、今なお記憶に残るものである。

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2017年7月16日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

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