TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2017年1月22日放送)

TOKIO HOT 100 2017-01-22 放送回ランキング ランキング

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2017年1月22日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2017年1月22日放送回)。

この週の音楽シーン

2017年1月22日放送の「TOKIO HOT 100」を振り返ると、まず目に留まるのは1位に立った「WE ARE」とONE OK ROCKの存在感だ。国内ロックバンドの中でも早くから海外ツアーを積極的に展開し、英語詞と日本語詞を織り交ぜたスタイルで国境を越えるサウンドを追求してきた彼らが、この時期にトップに立っていたことは、当時のシーンの空気をよく表している。J-POPとロックの垣根、国内と海外の垣根が少しずつ低くなっていく過渡期の象徴のような1曲だったと言えるだろう。

2位にはSUCHMOSの「A.G.I.T.」が続く。前年にブレイクを果たした彼らのグルーヴ感あふれるサウンドは、シティポップやブラックミュージックの再評価という当時の潮流と重なり合い、若い世代のリスナーに新鮮な驚きを与えていた。上位にこうした国内発のオルタナティブな才能が食い込んでくること自体、2017年前後の邦楽シーンの層の厚さを物語っている。

一方で3位にはThe Weeknd feat. Daft Punkの「I Feel It Coming」、5位と8位にはEd Sheeranの「Shape of You」「Castle on the Hill」がランクインしており、海外ポップスの強さも際立つ回だ。特にエド・シーランはこの時期、シングル2曲を同時に世界中でヒットさせるという離れ業を見せており、彼のソングライターとしての地力とストリーミング時代における拡散力の強さを実感させる並びだった。10位のブルーノ・マーズ「24K Magic」も含め、ファンクやR&Bの要素を取り入れたポップソングが世界的に支持を集めていた時期であり、洋楽シーンのムードがこのチャートにもしっかり反映されている。

国内勢に目を向けると、4位のMrs. GREEN APPLEの「In the Morning」、7位のBACK NUMBER「ハッピーエンド」、9位のBLUE ENCOUNT「HEART」など、バンドサウンドが多彩な表情を見せていたのもこの時代らしい特徴だ。ポップで開放的なMrs. GREEN APPLE、切実な言葉選びで支持を広げていたBACK NUMBER、ライブハウス発の熱量をそのままシーンに持ち込んだBLUE ENCOUNT。それぞれ異なる音楽性でありながら、いずれも「歌」の強度で聴き手を引き込む楽曲が並んでいたことが分かる。

また6位のThe XXの「On Hold」は、エレクトロニックとインディーロックの中間にあるようなミニマルな質感の楽曲で、当時のUKシーンのムードを伝える一曲だった。派手さよりも空間の使い方や間の美しさで聴かせるスタイルは、TOKIO HOT 100が単なるメインストリームのヒットチャートではなく、感度の高いリスナーの耳を意識した選曲であったことをうかがわせる。

こうして見渡すと、この週のTOP10は、国内バンドの海外志向、邦楽オルタナティブの台頭、海外ポップスの世界的ヒット、そしてUKのアートロック的感性まで、一つのチャートの中に多層的な音楽的潮流が同時に存在していたことがよく分かる。1位のONE OK ROCKを起点に、当時のリスナーがどれほど幅広い音楽体験を求めていたかを感じ取れる、贅沢な一週間だったのではないだろうか。

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2017年1月22日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

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