TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2013年10月6日放送)

TOKIO HOT 100 2013-10-06 放送回ランキング ランキング

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2013年10月6日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2013年10月6日放送回)。

この週の音楽シーン

2013年10月6日放送のJ-WAVE「TOKIO HOT 100」で1位に輝いたのは、SUPERFLYの「STARTING OVER」だった。越智志帆の圧倒的な歌唱力を軸にしたロックサウンドは、デビューから数年を経てもなお色褪せることなく、この曲でもソウルフルな声の伸びやかさとバンドサウンドの躍動感が存分に発揮されている。タイトルが示す通り「再出発」を思わせる前向きなメッセージ性は、当時のリスナーにとって季節の変わり目である10月という時期にも重なり、多くの支持を集めた要因のひとつだろう。SUPERFLYの楽曲は常にライブでの再現性の高さも魅力で、この曲もまたステージで映えるナンバーとして記憶している人も多いはずだ。

この週のTOP10を眺めると、邦楽・洋楽が入り混じる非常にバラエティ豊かなラインナップになっているのも印象的だ。2位にはSPITZの「小さな生き物」がランクイン。結成から長い年月を経てなお新曲を発表し続け、独特の浮遊感あるメロディとファンタジックな歌詞世界を守り続けるバンドの姿勢には安定感がある。9位には同じくSPITZの名曲「ロビンソン」をTHE GOSPELLERSがカバーした形で登場しており、世代を超えて歌い継がれる楽曲の強度を感じさせるラインナップになっている点も興味深い。

洋楽勢では3位にCHVRCHESの「THE MOTHER WE SHARE」がランクインしている。スコットランド出身のこのバンドは、エレクトロニックなシンセサウンドとロレン・メイベリーの透明感あるボーカルを武器に、2013年当時、UKインディー・シーンから世界的な注目を集め始めていた存在だ。同時期にはエレクトロニックミュージックのベテランであるMOBYも8位にランクインしており、シンセサウンドの新旧が同居する構成になっているのも面白い。さらに10位には、ビートルズのメンバーとしても知られるPAUL MCCARTNEYが「NEW」でランクイン。還暦を超えてなお新作をリリースし、若い世代のリスナーにもアプローチし続けるレジェンドの姿は、この年のロック/ポップスシーンにおいても象徴的な出来事だった。

邦楽勢に戻ると、4位にはJUJUの「DISTANCE」がランクイン。伸びやかで力強いボーカルを持つJUJUは、この時期J-POPシーンにおけるR&B/ソウル系女性シンガーの代表格として存在感を放っていた。5位には冨田ラボと椎名林檎がタッグを組んだ「やさしい哲学」がランクイン。冨田恵一の緻密なトラックメイキングと椎名林檎の唯一無二の歌唱表現が組み合わさったこの楽曲は、ポップスとしての完成度の高さとアーティスト性の強さを両立させた一曲として語り継がれている。そして7位にはKANA-BOONの「盛者必衰の理、お断り」がランクイン。当時勢いを増していた若手ロックバンドの一角として、疾走感あるサウンドとキャッチーなフレーズで支持を広げていた時期の楽曲だ。6位のJACK JOHNSONは、アコースティックでリラックスした空気感を持つ楽曲で、他の楽曲とはまた違った清涼感をチャートにもたらしていた。

こうして振り返ると、この週のTOP10は国内外・世代・ジャンルの垣根を越えた選曲になっており、当時のJ-WAVEが提示していた音楽の間口の広さを感じさせる。SUPERFLYの「STARTING OVER」を頂点に、ベテランから新鋭まで多彩な才能が並んだこの週のチャートは、2013年という時代の音楽シーンの豊かさを凝縮した一枚のスナップショットと言えるだろう。

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2013年10月6日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

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