TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2016年9月25日放送)

TOKIO HOT 100 2016-09-25 放送回ランキング ランキング

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2016年9月25日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2016年9月25日放送回)。

この週の音楽シーン

2016年9月25日のTOKIO HOT 100で1位に立ったのは、RADWIMPSの「前前前世」だった。この曲は新海誠監督のアニメーション映画『君の名は。』の主題歌としてバンドが書き下ろしたもので、映画自体がこの夏から秋にかけて社会現象と呼べるほどの興行成績を記録していたことは、当時を知る多くのリスナーの記憶に残っているはずだ。疾走感のあるギターロックのアレンジと、映像作品と一体化した楽曲としての強度が、ラジオのチャートという場でも支持を集めた背景にあったのだろう。邦楽ロックがタイアップを通じて広い世代に届いていく、その象徴的な一曲としてこの週のトップに刻まれている。 TOP10全体を眺めると、洋楽と邦楽、ジャンルの垣根を越えた多彩な顔ぶれが並んでいるのがこの時期のTOKIO HOT 100らしさだ。2位にはLady Gagaの「PERFECT ILLUSION」。アルバム『Joanne』に向けたリード曲で、ダンスミュージックの文脈を保ちながらもロック色を強めたサウンドが印象的だった。3位のRobert Glasper Experiment「DAY TO DAY」は、ジャズとヒップホップ、R&Bを横断する演奏スタイルで知られるグラスパーらしい一曲で、こうした音楽的に踏み込んだ選曲がチャート上位に入るのも、このプログラムの懐の深さを感じさせる。 4位の04 Limited Sazabys「HORIZON」は、日本のメロディックパンク/メロコアシーンを牽引するバンドの楽曲で、邦ロックのライブハウスカルチャーがラジオの全国チャートに接続していた時代の空気を伝えている。5位には宇多田ヒカルの「道」がランクイン。長い活動休止を経て2016年に本格復帰を果たした宇多田の楽曲は、この年のJ-POPシーンにとって大きな出来事であり、成熟した表現力で多くのリスナーを引きつけていた。 6位のBritney Spears feat. G-Eazy「MAKE ME…」、7位のSia feat. Kendrick Lamar「THE GREATEST」は、いずれもポップスとヒップホップの融合が当たり前になっていた当時の洋楽シーンを映す並びだ。フィーチャリングを介したジャンルの越境は、この時期のポップミュージックにおける一つの潮流だったと言える。 8位の星野源「恋」も見逃せない。この年の秋クールドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』の主題歌として、ドラマの人気とともに広く親しまれた楽曲で、後に「恋ダンス」という言葉とともに社会現象化していく初期の勢いをこのチャートからも感じ取ることができる。9位のNorah Jones「CARRY ON」、10位のMichael Bublé「NOBODY BUT ME」は、落ち着いたヴォーカルアルバムの秀作として、若い世代のヒットとはまた違う軸でリスナー層の幅広さを支えていた存在だろう。 こうして振り返ると、この週のTOP10は映画・ドラマ・アルバムそれぞれの文脈を背負った楽曲が並び、2016年という年がJ-POPにとっても洋楽にとっても、メディアミックスと音楽が強く結びついた時期であったことを改めて感じさせる。

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2016年9月25日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

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