TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2016年5月8日放送)

TOKIO HOT 100 2016-05-08 放送回ランキング ランキング

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2016年5月8日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2016年5月8日放送回)。

この週の音楽シーン

2016年5月8日放送の「TOKIO HOT 100」で1位を飾ったのは、Perfumeの「FLASH」だった。中田ヤスタカが手がけるサウンドは、この頃さらに磨き上げられ、テクノポップの快活さとダンスミュージックとしての強度を両立させていた時期にあたる。デビューから10年以上を経て国内外でのライブ活動を活発化させていたPerfumeにとって、新曲がラジオチャートの頂点に立つことは、彼女たちの音楽が世代やジャンルの壁を越えて広く聴かれていたことの証でもある。テレビ番組のテーマ曲としても親しまれ、耳に残るフレーズとエレクトロなビートの組み合わせは、この年のJ-POPシーンの一つの指標になっていたと言える。

TOP10を見渡すと、2016年という年の音楽的な多層性が浮かび上がってくる。3位には宇多田ヒカルの「花束を君に」がランクインしている。長い充電期間を経て表舞台に戻ってきた彼女の新曲は、単なる「復帰」以上の重みを持って受け止められ、リスナーの間で大きな話題となった時期だ。6位のBABYMETALは、メタルとアイドルポップを融合させた独自のスタイルで海外のフェスシーンでも評価を高めており、「KARATE」はそうした国際的な広がりを象徴する一曲だった。9位の三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBEは、ダンス&ボーカルグループとしての存在感を国内で不動のものにしていた時期で、「FEEL SO ALIVE」もその勢いを反映した楽曲だ。

洋楽勢の存在も見逃せない。2位のRachel Platten「Fight Song」は、力強いメッセージ性を持ったアンセムとして世界的にヒットし、日本のリスナーにも広く届いていた曲だ。10位のCalvin Harris feat. Rihanna「This Is What You Came For」は、EDMとポップスの融合がグローバルスタンダードになっていたこの時期を象徴する一曲で、フェスやクラブだけでなくラジオでも高い頻度で流れていた。こうした洋楽ヒットが邦楽と並んでチャートに顔を出すこと自体が、「TOKIO HOT 100」というプログラムの特徴であり、当時の東京の音楽的な空気を映し出していたと言えるだろう。

邦楽勢では、7位のパスピエ「ヨアケマエ」、8位のスピッツ「みなと」も並んでいる。パスピエは変則的なリズムと透明感のあるボーカルで独自の存在感を築いていたバンドであり、スピッツは長いキャリアを持ちながらも変わらぬ透明な音像で新曲を届け続けていた。4位のザ・プールサイド、5位のLEOLAといった名前も含め、このTOP10は世代やジャンルを問わない多様さを見せている。

2016年5月というタイミングは、テクノポップ、ロック、アイドル、ダンス&ボーカル、そして海外のポップス/EDMが並存し、それぞれのファン層が同じ時間軸で音楽を消費していた時代だったことをこの一週間のチャートは静かに物語っている。Perfumeの「FLASH」が頂点に立ったこの週は、緻密に作り込まれたエレクトロサウンドが幅広いリスナーに届いていたことの表れであり、今振り返っても当時の東京の音楽的な熱量を感じさせる記録として印象深い。

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2016年5月8日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

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