TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2014年11月9日放送)

TOKIO HOT 100 2014-11-09 放送回ランキング ランキング

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2014年11月9日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2014年11月9日放送回)。

この週の音楽シーン

2014年11月9日放送の「TOKIO HOT 100」を振り返ると、この週の顔となったのはテイラー・スウィフトの「SHAKE IT OFF」だった。同曲はアルバム『1989』の先行曲として世界的にヒットし、それまでカントリーの文脈で語られることが多かった彼女が、明快なポップ・アンセムへと舵を切った瞬間として記憶されている楽曲だ。軽快なホーンのフレーズと、悪口や批判を笑い飛ばすような開放感のあるサウンドは、季節の変わり目の空気にもよく合い、洋楽・邦楽を問わず幅広いリスナー層に届いたことが想像できる。まさに「1989」時代の幕開けを象徴する1曲が、この週のトップに立っていたことになる。

2位には、ゲスの極み乙女。の「デジタルモグラ」がランクイン。捻りの効いたコード進行と早口の歌詞世界で、バンドサウンドと洋楽志向のポップスの中間を突くような独自性を確立しつつあった時期であり、邦楽ロックの新しい潮流を体現する存在として注目を集めていた。3位のAVICIIによる「THE DAYS」は、当時世界的に隆盛を極めていたEDMムーブメントを象徴する一曲で、フェスティバル文化やダンスミュージックの浸透がラジオチャートにも色濃く反映されていたことが窺える。4位のSEKAI NO OWARIの「DRAGON NIGHT」も、独特の世界観とファンタジー性を持つ楽曲として、フェスシーンでの人気の高まりと軌を一にしていた。

5位の秦基博「ひまわりの約束」は、映画作品の主題歌として広く親しまれ、アコースティックな温かみのある歌声で幅広い年代に届いた楽曲。6位のSUPERFLYの「愛をからだに吹き込んで」は、力強いボーカルとソウルフルなアレンジで存在感を放ち、7位の木村カエラ「TODAY IS A NEW DAY」は、彼女らしいポップセンスと英語詞の自然な混在が印象的な仕上がりだった。8位のamazarashiによる「もう一度」は、内省的な歌詞世界と疾走感のあるサウンドで独自のファン層を築いていたバンドであり、邦楽の中でもやや異色の存在感を放っていた。

9位のOK GOによる「I WON’T LET YOU DOWN」は、彼らの代名詞とも言えるユニークなミュージックビデオ表現とともに語られることの多いバンドで、映像とサウンドが一体となった体験を提供する存在として知られている。10位のサカナクション「さよならはエモーション」は、エレクトロニックな質感と歌謡的なメロディを融合させる彼らならではのスタイルが際立つ楽曲で、邦楽の中でも実験性とポップネスのバランス感覚が光っていた。

こうして並べてみると、この週のTOP10は、世界的なポップスターの新機軸、国内バンドシーンの多様な広がり、EDMというグローバルなダンスミュージックの潮流、そして映画やドラマと結びついたタイアップソングまでが一堂に会する、実に幅広いラインナップだったことがわかる。洋楽と邦楽、ロックとエレクトロニック、王道と実験性が同じチャートの中で並び立つこと自体が、この時期のシーンの豊かさを物語っている。改めて曲名とアーティスト名を眺めるだけでも、2014年秋という時代の空気や、当時の音楽ファンが何を求めていたのかが自然と立ち上がってくるようだ。

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2014年11月9日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

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