TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2014年9月28日放送)

TOKIO HOT 100 2014-09-28 放送回ランキング ランキング

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2014年9月28日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2014年9月28日放送回)。

この週の音楽シーン

2014年9月28日放送の「TOKIO HOT 100」を振り返ると、1位に輝いたのはMAROON 5の「MAPS」だった。アダム・リーヴァインを中心とするこのバンドは、2000年代半ばにファンクとロックを掛け合わせたサウンドでブレイクし、その後も時代ごとにポップスの潮流を柔軟に取り込みながらメインストリームに居続けてきた存在だ。「MAPS」が収録されたアルバム『V』は、EDMやトロピカルなビート感覚がポップスの主流になりつつあった2014年という時期を象徴するようなサウンドプロダクションを持っており、ギターバンドの出自を残しながらもダンスフロアを意識したアレンジに仕上がっていたのが印象的だった。この曲がTOKIO HOT 100の頂点に立ったという事実そのものが、当時の洋楽ポップスがいかに日本のリスナーにもリアルタイムで受け入れられていたかを物語っている。

同じ週のTOP10を見渡すと、洋楽と邦楽が拮抗しながら共存していた時代の空気が色濃く感じられる。7位にはテイラー・スウィフトの「SHAKE IT OFF」が入っており、彼女がカントリーからポップスへと大きく舵を切ったアルバム『1989』の先行曲として世界的な話題をさらっていた時期と重なる。8位のU2「THE MIRACLE(OF JOEY RAMONE)」は、ロックの大御所がベテランならではの貫禄を見せつけていた一曲で、パンクの先駆者ジョーイ・ラモーンへのオマージュを掲げながら現在進行形のバンドとしての存在感を示していた。10位のキンブラは、ゴティエとのデュエットで一躍知られるようになったニュージーランド出身のアーティストで、独特の浮遊感あるボーカルワークが引き続き注目を集めていたことがうかがえる。

邦楽勢に目を向けると、2位のYUKI「誰でもロンリー」は、JUDY AND MARYからソロへと歩みを進めてきた彼女らしい、ポップでありながらどこか翳りのあるメロディーセンスが光る楽曲だ。3位のくるりは「LIBERTY AND GRAVITY」で、バンドとしての実験精神とポップさを両立させる独自のスタンスを保ち続けていたことが感じられる。4位のTAHITI 80はフランス出身のポップバンドで、渋谷系以降の日本のリスナーに長く支持されてきた存在感がここでも表れている。5位のサザンオールスターズ「東京VICTORY」は、桑田佳祐が東京というテーマを大きく打ち出した楽曲で、国民的バンドならではのスケール感を放っていた。6位のJUJU「ラストシーン」、9位のSuperfly「YOU YOU」も、それぞれ確立された歌唱力とパフォーマンス力でシーンに独自の存在感を刻んでいたアーティストたちだ。

こうして並べてみると、この週のチャートは洋楽・邦楽、バンド・ソロ、ベテラン・現役スターがバランスよく交錯しており、2014年秋という時期ならではの音楽シーンの豊かさを凝縮した一枚のスナップショットのように見えてくる。ジャンルの垣根が今よりもはっきりと存在しながら、それでも一つのチャートの中で自然に共鳴し合っていたことが、この回顧を通じて改めて感じられるのではないだろうか。

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2014年9月28日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

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