TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2014年9月21日放送)

TOKIO HOT 100 2014-09-21 放送回ランキング ランキング

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2014年9月21日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2014年9月21日放送回)。

この週の音楽シーン

2014年9月21日の「TOKIO HOT 100」を振り返ると、この週の頂点に立ったのはサザンオールスターズ「東京VICTORY」だった。前年に活動再開を果たしたサザンは、この時期まさに勢いに乗っており、「東京」という言葉を掲げた本作は、2020年の東京五輪開催が決まった直後という時代の空気を鮮やかに映し出す一曲だったと言える。桑田佳祐特有の乾いたロックンロール感覚と、都市への祝祭的な眼差しが同居する楽曲は、ラジオのヘビーローテーションにふさわしい熱量を持っていた。国民的バンドが最新のヒットチャートの中心に堂々と居座っていたこと自体、2014年という年のJ-POPシーンの厚みを物語っている。

TOP10全体を眺めると、洋楽と邦楽がバランス良く並んでいるのもこの時代のTOKIO HOT 100らしい光景だ。MAROON 5「MAPS」はアルバム『V』を象徴するポップ・ロックナンバーで、バンドがEDM以降の音作りを取り入れつつも普遍的なメロディを保っていた時期の代表曲。ARIANA GRANDE feat. ZEDDの「BREAK FREE」は、当時全盛期を迎えていたEDMとメインストリーム・ポップの融合を体現し、CALVIN HARRIS feat. JOHN NEWMANの「BLAME」とともに、フェス文化とラジオヒットが地続きだったこの時期ならではのサウンドを刻んでいた。MAGIC!「RUDE」はレゲエ・ポップという新鮮な語り口で世界的にヒットしており、TAYLOR SWIFT「SHAKE IT OFF」は、カントリーシンガーとしての出自から本格的なポップスターへと舵を切る、彼女のキャリアの転換点となった楽曲として今なお象徴的に語られる。

邦楽勢では、竹内まりやの「静かな伝説」が5位にランクインしている点も見逃せない。長いキャリアを持つシンガーが、若い世代のアーティストと同じ土俵で新曲を聴かせていたことは、当時のラジオチャートが世代やジャンルを問わず「今聴くべき曲」をフラットに並べていた証でもある。赤い公園の「NOW ON AIR」は、バンドサウンドの中に緊張感と透明感を併せ持つ邦楽ロックの新しい表情を示しており、TAHITI 80「CRUSH!」やMAMAS GUN「RED CASSETTE」といった洋楽オルタナティブ/ソウル系の楽曲が並ぶことで、単なる大ヒット曲の羅列ではない、選曲眼の効いたラインナップになっていたことがわかる。

この週のTOP10を通して見えてくるのは、2014年という時期が、国民的存在感を持つ邦楽アーティストと、EDM・ポップの最前線を走る洋楽アーティストとが同じチャートの上で拮抗していた時代だったということだ。「東京VICTORY」が1位に輝いたこの回は、日本のポピュラー音楽が持つ懐の深さと、当時の世界的なポップ・ミュージックの潮流が交差する、印象深いスナップショットとして記憶しておきたい一週間である。

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2014年9月21日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

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