TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2014年2月16日放送)

TOKIO HOT 100 2014-02-16 放送回ランキング ランキング

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2014年2月16日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2014年2月16日放送回)。

この週の音楽シーン

2014年2月16日放送の「TOKIO HOT 100」を振り返ると、1位に輝いていたのはアリアナ・グランデの「BABY I」だった。デビュー作『イエス・アイム・ザット・ガール』からのシングルで、彼女がまだ「マック・アンド・シー」の頃の甘い印象を残しつつも、R&Bシンガーとしての実力を前面に押し出した1曲だ。マライア・キャリーやホイットニー・ヒューストンを思わせる伸びやかな高音域と、随所に散りばめられたメリスマ的な歌い回しは、当時から「本格派」としての評価を決定づけるものだった。この後、彼女がポップスの頂点へと駆け上がっていくことを思えば、この時期の楽曲群は今聴き返しても発見が多い。

2位のオーサ・イアが手掛けた「KING AND CROSS」は、アイスランド出身のシンガーソングライターらしい透明感と土着的な温もりを併せ持つナンバーで、当時のフォーク/エレクトロ・クロスオーバーの潮流を象徴していた。3位のNICO Touches the Wallsは「ローハイド」で疾走感あるバンドサウンドを鳴らし、4位には往年のポップ・アイコン、カイリー・ミノーグが「INTO THE BLUE」で復活を印象づけている。ダンスミュージックの女王としてのキャリアを重ねながらも、新しい時代のプロダクションを取り入れた1曲だった。

5位のKANA-BOONは「結晶星」でロックバンドらしいエモーショナルな疾走感を見せ、この年前後は邦楽ロックシーンの新世代として存在感を強めていた時期にあたる。6位はダフト・パンクの「GET LUCKY」。前年の世界的大ヒット曲だが、この週になっても上位に食い込んでいるのは、ファレル・ウィリアムスの伸びやかなボーカルとナイル・ロジャースのカッティングギターが生み出すグルーヴが、時間が経っても色褪せない普遍性を持っていた証だろう。ディスコ・リバイバルの決定打として、多くのアーティストに影響を与え続けた楽曲でもある。

7位の家入レオ「チョコレート」は、当時まだ10代だった彼女の等身大の歌声が支持を集めていた時期の代表曲。8位のワン・ダイレクションは「STORY OF MY LIFE」で、ボーイズグループとしての成熟を見せながら、ティーンだけでなく幅広い層へとファンベースを広げていく過程にあった。9位のSEKAI NO OWARIは「スノーマジックファンタジー」で、ファンタジックな世界観と季節感を掛け合わせた楽曲を届け、当時のバンドの快進撃を物語っている。10位のダーティー・ループスはスウェーデン出身のフュージョン・トリオらしい超絶技巧を「HIT ME」で聴かせ、洋楽リスナーの間で話題を呼んでいた。

こうして並べてみると、2014年2月というタイミングは、洋楽ポップスの新旧交代と、邦楽ロック・ポップスの多様化が同時進行していた時期だったことがよくわかる。アリアナ・グランデがまだ「新星」として扱われていたこの週のチャートは、その後の彼女の躍進を知る今だからこそ、時代の転換点として味わい深く聴こえてくる。

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2014年2月16日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

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