TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2012年8月12日放送)

TOKIO HOT 100 2012-08-12 放送回ランキング ランキング

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2012年8月12日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2012年8月12日放送回)。

この週の音楽シーン

2012年8月12日放送分の「TOKIO HOT 100」を振り返ると、1位に輝いたのは桑田佳祐の「愛しい人へ捧ぐ歌」だった。この年の桑田佳祐といえば、食道癌からの復帰という大きな出来事を経て、精力的に音楽活動を再開させていた時期にあたる。闘病を乗り越えたシンガーが紡ぐ言葉には、これまで以上に説得力と重みが宿っていたように思う。サザンオールスターズのフロントマンとして、また一人のソロアーティストとして、日本のポップスシーンを長年牽引してきた彼の楽曲がチャートの頂点に立ったことは、当時のリスナーにとっても感慨深い出来事だったのではないだろうか。

2位には英国出身のPET SHOP BOYSが「WINNER」でランクイン。1980年代から活動を続けるベテランデュオが、この時期もなお新しい楽曲でチャートの上位に食い込んでくるあたりに、彼らの音楽性の普遍性を感じさせる。3位の安室奈美恵「ONLY YOU」は、日本の女性ソロアーティストとして不動の地位を築いていた彼女らしい、洗練されたダンスミュージックだった。

4位に登場した星野源「夢の外へ」も見逃せない。当時はまだSAKEROCKでの活動やソロミュージシャンとしてのキャリアを積み重ねている段階で、後に俳優業でも大きなブレイクを果たす彼の音楽的な才能が、じわじわとリスナーの間で認知され始めていた時期といえる。10位のRADWIMPS「シュプレヒコール」も含め、この週のチャートには次代を担う才能の萌芽がいくつも見て取れる。

洋楽勢にも注目したい。5位のNO DOUBT「SETTLE DOWN」は、グウェン・ステファニー率いるバンドが久々のカムバックを果たした楽曲で、90年代からのファンにとっては嬉しい復活劇だった。7位のMAROON 5「PAYPHONE」は、フィーチャリングにWiz Khalifaを迎えたポップとヒップホップのクロスオーバーが印象的な一曲で、この頃のアメリカン・ポップスがジャンルの垣根を超えて融合していく流れを象徴していた。9位のGREEN DAYもまた、パンクの枠を超えて長く支持され続けるバンドとして、安定した存在感を放っていた。

8位には矢沢永吉「IT’S UP TO YOU!」がランクイン。日本のロックシーンにおける生きるレジェンドが、この時代もなお現役でヒットを飛ばしていたことは特筆に値する。桑田佳祐と矢沢永吉という、日本の音楽史を語る上で欠かせない二人のベテランが同じチャートに名を連ねていたことは、2012年という年が持つ独特の豊かさを物語っている。

このように振り返ると、2012年8月のこの週のTOP10は、国内外・世代を問わず多様な才能が交差する、実に贅沢なラインナップだったことがわかる。桑田佳祐という不動の存在感を放つアーティストが頂点に立ちながらも、その周りには次代を担う若手から海外の実力派まで、幅広い音楽の潮流が息づいていた。当時ラジオの前でこのチャートに耳を傾けていたリスナーたちは、まさに音楽の多様性を肌で感じていたのではないだろうか。

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2012年8月12日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

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