TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2012年1月8日放送)

TOKIO HOT 100 2012-01-08 放送回ランキング ランキング

本ページには広告(Amazonアソシエイト・楽天アフィリエイト等)を含みます。

2012年1月8日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2012年1月8日放送回)。

この週の音楽シーン

2012年1月8日放送の「TOKIO HOT 100」を振り返ると、まず目を引くのは1位に輝いた「OUR DAY WILL COME」だ。歌い手はエイミー・ワインハウスという事実が、この週のチャートに独特の重みを与えている。彼女は前年の2011年7月に27歳でこの世を去っており、年が明けて最初の放送でこの曲が首位に立ったことは、リスナーやスタッフの間に彼女への追悼と敬意が静かに広がっていたことを物語っているように感じられる。ソウルやジャズ、ドゥーワップといった往年のブラックミュージックへの深い理解を、彼女ならではのハスキーでドラマティックな歌声とともに現代へ引き寄せたスタイルは、多くのアーティストに影響を与えた。この曲が持つクラシカルな温かみとほろ苦さは、彼女がいなくなった後だからこそ、より切実に響いたのではないだろうか。

TOP10全体を眺めると、2012年という年の始まりにふさわしい多彩な顔ぶれが並んでいる。2位にはAIの「ハピネス」がランクインしており、力強くも柔らかな歌声で新しい年への希望を歌うようなナンバーは、年明けの放送にふさわしい存在感を放っていた。3位のEXILEによる「RISING SUN」は、当時国民的な人気を誇っていた同グループの勢いをそのまま体現するような楽曲であり、日本のメジャーシーンの一角をしっかりと支えていたことがうかがえる。

海外勢に目を向けると、4位にアデルの「ROLLING IN THE DEEP」がランクインしているのも象徴的だ。前年に世界的な大ヒットとなったこの曲は、2012年に入ってもなお勢いを保っており、力強い歌唱と骨太なサウンドプロダクションが、洋楽シーンにおける女性シンガーソングライターの存在感を改めて印象づけていた。6位のリアーナ feat. カルヴィン・ハリスによる「WE FOUND LOVE」は、当時世界中のクラブやラジオを席巻していたダンスミュージックの潮流を象徴する一曲であり、EDMがポップスの主流に浸透していく過程を感じさせる。10位のエド・シーランによる「THE A TEAM」も見逃せない。当時まだ新人だった彼が、弾き語り的な質感を大切にしながら丁寧に紡いだこの曲は、後の世界的スターダムへの入り口として今振り返ると感慨深い。

邦楽に目を移せば、5位に斉藤和義の「やさしくなりたい」、9位に植村花菜の「メッセージ」がランクインしており、震災後の日本社会において、寄り添うような温かい言葉を持つ楽曲が求められていた空気を感じ取ることができる。7位のandropや8位のCRYSTAL KAYは、それぞれバンドサウンドとR&Bという異なる文脈から、当時の日本の音楽シーンの厚みを支えていた存在だ。

こうして並べてみると、この週のTOP10は追悼と希望、国内と海外、ロックとダンスミュージックが交錯する、まさに時代の切り替わりを映し出すスナップショットだったと言える。エイミー・ワインハウスの首位獲得を軸に、2012年という新しい年の音楽シーンがどのように動き出そうとしていたのか、その息づかいを今も感じ取ることができるチャートだ。

🎧 この曲を聴くなら[PR]

2012年1月8日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

いい音で聴くなら[PR]

次の週(2012年1月15日) »

あわせて読みたい

コメント

タイトルとURLをコピーしました