TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2011年6月26日放送)

TOKIO HOT 100 2011-06-26 放送回ランキング ランキング

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2011年6月26日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2011年6月26日放送回)。

この週の音楽シーン

2011年6月26日放送回の「TOKIO HOT 100」を振り返ると、頂点に立っていたのはSUPERFLYの「ROLLIN’ DAYS」だった。志摩遼平による作詞作曲で、疾走感あるロックサウンドと伸びやかなボーカルが持ち味の楽曲で、この時期のSUPERFLYはバンド編成からソロプロジェクトへと形を変えつつも、その音楽の核にあるソウルフルな歌唱と骨太なロック性は健在だったことを象徴する一曲として印象に残っている。2011年という年は、東日本大震災という大きな出来事を経て、日本の音楽シーンが「歌の力」「音楽の意味」を改めて問い直していた時期でもあり、力強く前を向くような楽曲が多くのリスナーの心に届いていた空気があった。「ROLLIN’ DAYS」というタイトルそのものにも、転がり続ける日々、止まらない時間の流れといったイメージが感じられ、当時のムードと共鳴するものがあったのではないだろうか。

この週のTOP10全体を眺めると、洋楽と邦楽がバランスよく並んでいるのも「TOKIO HOT 100」らしい編成だ。2位にはコールドプレイの「Every Teardrop Is a Waterfall」がランクインしている。当時コールドプレイは『Mylo Xyloto』というアルバムに向けて動いていた時期で、この曲はダンサブルな要素とバンドサウンドを融合させた挑戦的な仕上がりが話題を呼んでいた。3位のレディー・ガガ「Judas」もまた、彼女がポップアイコンとして絶頂期にあった頃の楽曲で、宗教的モチーフを大胆に取り入れた表現やインパクトの強いビジュアルとともに世界的に注目を集めていた。4位のアークティック・モンキーズの存在も興味深く、UKロックシーンの中でも独自のユーモアとエッジの効いたギターサウンドを持ち味とするバンドとして、当時から一貫したファン層を持っていたことがうかがえる。

邦楽勢では、5位に平井堅「いとしき日々よ」、6位にYUI「HELLO~Paradise Kiss~」、8位に秦基博「水無月」といった名前が並ぶ。いずれもメロディメイカーとしての実力に定評のあるアーティストたちで、季節感や日本語の情緒を丁寧にすくい取った楽曲が並んでいるのが印象的だ。特に「水無月」というタイトルは6月という放送時期にもぴったりで、梅雨の湿った空気の中に切なさを漂わせるような楽曲だったことが思い出される。7位のRAKE「100万回の「I LOVE YOU」」、9位のTHE BAWDIES「A NEW DAY IS COMIN’」も、それぞれ違ったベクトルで熱量の高いパフォーマンスを聴かせてくれるアーティストであり、10位の東京事変「新しい文明開化」は、椎名林檎を中心としたバンドとしての実験精神と遊び心が息づく一曲だった。

こうして並べてみると、この週のTOP10は震災後の日本社会が少しずつ日常を取り戻していく過程で、音楽が持つ多様な表情——力強さ、切なさ、遊び心、洗練——がバランスよく共存していた時期だったことがわかる。SUPERFLYの「ROLLIN’ DAYS」が1位に輝いていたという事実は、単なるチャートの記録以上に、あの夏の空気感を今に伝えてくれる貴重な手がかりだと言えるだろう。

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2011年6月26日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

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