TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2011年6月19日放送)

TOKIO HOT 100 2011-06-19 放送回ランキング ランキング

本ページには広告(Amazonアソシエイト・楽天アフィリエイト等)を含みます。

2011年6月19日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2011年6月19日放送回)。

この週の音楽シーン

2011年6月19日放送の「TOKIO HOT 100」でトップに立ったのは、レディー・ガガの「JUDAS」だった。前年の「BAD ROMANCE」や「ALEJANDRO」で築いた過剰なまでのドラマ性と宗教的モチーフを引き継ぎつつ、より攻撃的でダンサブルなビートに仕立てたこの曲は、アルバム『ボーン・ディス・ウェイ』からのシングルとして世界中のチャートを席巻していた。ユダとイエスという禁断のテーマをポップソングに落とし込みながら、あくまでフロアで踊れる強度を持たせるバランス感覚こそが、当時のガガの独自性だったと言える。2011年前半という時期は、彼女がすでに単なる話題性のアーティストではなく、音楽的な実験とマスへのアプローチを同時に成立させる存在として世界的な地位を確立していた頃であり、この1位はその勢いをそのまま反映していたのだろう。

2位にはTHE BAWDIESの「A NEW DAY IS COMIN’」がランクイン。日本のロックンロールバンドが、60年代のR&Bやソウルへのリスペクトを軸に活動を続けていた時期で、ライブハウスシーンから支持を広げていた彼らの存在は、洋楽と邦楽の境界が薄れていくこの番組のカラーとも合致していたはずだ。3位のコールドプレイ「EVERY TEARDROP IS A WATERFALL」は、アルバム『マイロ・ザイロト』からの先行曲で、エレクトロニックな要素を取り入れながらも祝祭感のあるサウンドが印象的だった。バンドが大規模なスタジアムロックの領域へさらに踏み出していく過程を象徴する一曲だったと言えるだろう。

邦楽勢では4位にSuperflyの「ROLLIN’ DAYS」。越智志帆の力強いボーカルとバンドサウンドの融合は、この時期の彼女たちの持ち味そのものであり、ドラマ主題歌としても広く知られた楽曲だった。5位には平井堅の「いとしき日々よ」がランクイン。震災後の日本社会の空気感の中で、静かに寄り添うようなバラードが求められていた時期でもあり、彼のようなベテランシンガーの表現力が改めて評価される場面も多かったように思う。6位のアークティック・モンキーズは、アルバム『Suck It and See』期の楽曲で、初期のガレージ感から少しポップに開けたサウンドへと変化を見せていた時期だった。

7位のYUIは映画・アニメ関連での活動も含めて幅広い層に浸透していたシンガーソングライターで、「HELLO~PARADISE KISS~」もそうしたタイアップ文化と結びついた楽曲だった。8位のRAKEはハウス・ミュージックをベースにした国内シーンの動きを感じさせる存在で、9位のJUJUは大人のR&B・ポップスとして安定した支持を受けていた。10位には北欧出身のマイア・ヒラサワが名を連ね、日本のリスナーが持つ北欧ポップへの独特な親和性も見て取れる並びだった。

こうして振り返ると、このTOP10は洋楽の最前線と邦楽のバラエティに富んだ表現が同じ土俵で並ぶ、「TOKIO HOT 100」らしい一週間だったと言える。ガガの「JUDAS」が持つ挑発性とポップの強度が、震災後の重い空気が残る日本の音楽シーンの中で、ある種のカタルシスとして機能していたのかもしれない。

🎧 この曲を聴くなら[PR]

2011年6月19日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

ワイヤレスでも高音質で[PR]

次の週(2011年6月26日) »

あわせて読みたい

コメント

タイトルとURLをコピーしました