TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2011年5月22日放送)

TOKIO HOT 100 2011-05-22 放送回ランキング ランキング

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2011年5月22日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2011年5月22日放送回)。

この週の音楽シーン

2011年5月22日放送の「TOKIO HOT 100」で1位に輝いたのは、スウェーデン出身のシンガーソングライター、MAIA HIRASAWAによる「BOOM!」だった。この年の春は、3月に起きた東日本大震災の影響で日本社会全体が大きな喪失感と緊張の中にあり、音楽シーンもまた、鎮魂と再生の両方を模索していた時期だった。そうした空気の中で、北欧発のポップな響きを持つ「BOOM!」が首位を飾ったことは、当時のリスナーにとって一種の清涼剤のような存在だったのではないかと想像させる。派手すぎず、しかし芯のあるメロディーとサウンドプロダクションは、重苦しさに満ちた日常に小さな光を差し込むような役割を果たしていたのかもしれない。

2位には平井堅「いとしき日々よ」がランクインしている。震災後というタイミングを考えると、この曲が持つ穏やかで内省的な歌声は、多くの人の心に寄り添うものとして受け止められていたと考えられる。3位の東京事変「女の子は誰でも」は、椎名林檎を中心としたバンドが持つ独特のポップセンスとロック的な鋭さを兼ね備えた楽曲で、この時期の東京事変はメンバーそれぞれの音楽的個性がより際立っていた時代でもあった。

4位の安室奈美恵は、AIと土屋アンナという豪華な客演を迎えた「WONDER WOMAN」で登場している。2011年当時の安室奈美恵は、単なるアイドル的存在を超えて、洗練されたR&B/ダンスミュージックのアーティストとしての地位を確立しており、この楽曲もその路線を象徴するものだった。5位ののあのわ、8位のHEAVENSTAMPといった国内の若手バンドがチャートに顔を出している点も興味深く、当時のJ-WAVEのチャートが持つ多様性を物語っている。

海外勢では6位にTOWA TEIが高橋幸宏、水原希子という組み合わせで参加した「THE BURNING PLAIN」がランクイン。テクノ/エレクトロニカの文脈を持つ楽曲が上位に食い込むあたりに、当時の東京の音楽シーンにおける実験的なポップスへの関心の高さがうかがえる。7位にはBEASTIE BOYSの「MAKE SOME NOISE」がランクインしており、ヒップホップ/ロックのクロスオーバーとしての存在感を放っていた。9位のFRIENDLY FIRESは、当時のUKインディー/エレクトロポップシーンを象徴するバンドの一つであり、こうした海外インディー勢が日本のチャートにしっかりと根付いていたことも、この時代ならではの特徴と言えるだろう。

10位にはKREVAの「C’MON,LET’S GO」がランクイン。国内ヒップホップシーンを牽引する存在として、独自のフロウとメッセージ性を持つ楽曲が定着していたことも見逃せない。全体として見ると、この週のTOP10は国内外・ジャンルを問わない多彩なラインナップで構成されており、震災後という特殊な時期にありながらも、音楽シーンが着実に前を向いて動いていたことを感じさせるチャートだったと言えるだろう。

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2011年5月22日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

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