TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2005年12月11日放送)

TOKIO HOT 100 2005-12-11 放送回ランキング ランキング

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2005年12月11日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2005年12月11日放送回)。

この週の音楽シーン

2005年12月11日放送の「TOKIO HOT 100」で1位に輝いたのは、マドンナの「HUNG UP」だった。ABBAの名曲からストリングスのフレーズをサンプリングし、四つ打ちのビートに乗せて突き進むこの曲は、当時すでにキャリア20年を超えていた大御所が、なおもクラブフロアの最前線を見据えていたことを示す一曲だったと言える。イントロが流れた瞬間に誰もが「あ、これは」と反応してしまうあの高揚感は、シングル一枚で時代の空気を塗り替えてしまう力を持っていた。この年の後半、街中のクラブでもラジオでも、この曲のビートを耳にしない日はなかったのではないだろうか。

TOP10全体を眺めると、2005年末という時期らしい多様性が浮かび上がってくる。2位の平井堅「POP STAR」は、ソウルフルな歌唱と洗練されたポップネスを両立させた楽曲で、当時の日本の男性ソロシンガーの中でも独自の立ち位置を確立していた時期の代表曲のひとつだ。3位のENYA「AMARANTINE」は、幻想的で瞑想的なサウンドスケープを得意とするアーティストらしい仕上がりで、洋楽リスナーの中でも根強い支持を持つ存在感を放っていた。

4位のレミオロメン「粉雪」は、この冬を象徴する楽曲として多くのリスナーの記憶に刻まれている一曲だろう。切なさと温かさが同居するメロディと歌詞世界は、まさに師走から年明けにかけての空気にぴったりと寄り添うものだった。6位のDREAMS COME TRUEによる「JET!!!」は、バンドとしての勢いとポップセンスを感じさせるナンバーで、7位のくるり「BABY I LOVE YOU」は、日本のロックシーンにおいて独自の道を歩み続けるバンドらしい、ひねりの効いたポップソングとして印象的だった。

8位には安室奈美恵の「WHITE LIGHT」がランクイン。R&Bやダンスミュージックの要素を取り入れながら、常に自身のサウンドをアップデートし続けていた彼女らしい一曲で、この時期の日本のポップシーンにおける洋楽志向の高まりを象徴する存在でもあった。10位のaiko「スター」は、独特の言葉選びと親密な視点で綴られるラブソングの名手らしい仕上がりで、変わらぬファン層の厚さを感じさせる。

こうして並べてみると、2005年末という時代は、洋楽のダンスミュージックが再びクラブシーンを賑わせる一方で、邦楽もまたJ-POP、ロック、R&B感覚のポップスと多彩なジャンルが並走していた時期だったことがよくわかる。「HUNG UP」が1位を飾ったこの週のチャートは、洋楽と邦楽が肩を並べ、ダンスミュージックからバラード、ロックまでが同じテーブルに乗っていた、ラジオ発の週間チャートならではの豊かな断面図だったと言えるだろう。年の瀬に向かうこの時期、こうした多様な楽曲がひとつのランキングの中で共存していたこと自体が、当時のリスナーの耳の広さを物語っている。

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2005年12月11日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

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