TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2017年3月5日放送)

TOKIO HOT 100 2017-03-05 放送回ランキング ランキング

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2017年3月5日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2017年3月5日放送回)。

この週の音楽シーン

2017年3月5日放送の「TOKIO HOT 100」を振り返ると、1位に輝いたのは映画『ラ・ラ・ランド』のオープニングを飾る「ANOTHER DAY OF SUN」だった。前年末から日本でも公開され、単なる映画音楽の枠を超えて幅広い層に届いた作品で、渋滞する高速道路の上で人々が歌い踊り出すあの高揚感あふれるオープニングナンバーが、ラジオのチャートでも支持を集めていたことがうかがえる。ミュージカル映画としての華やかさとジャズ的な響きを併せ持つこの曲が、洋邦問わず選曲するTOKIO HOT 100の1位に立っていたという事実は、当時の映画音楽ブームの熱量をそのまま物語っている。

この週のTOP10を眺めると、映画発のナンバーが牽引する一方で、国内外の旬なアーティストが顔を揃えているのも印象的だ。SHISHAMOの「明日も」は、日常のささやかな感情を等身大の言葉とバンドサウンドで描くスタイルが引き続き支持されていた時期であり、SUCHMOSの「A.G.I.T.」は、シティポップ的な質感を新しい世代の感覚でアップデートするムーブメントの象徴として注目されていた。同じ年に彼らはさらに大きなヒットを生み出していくことになるが、この時点ではすでにその予兆が確かに存在していたことがチャートからも読み取れる。

海外勢では、ケイティ・ペリーがスキップ・マーリーを迎えた「CHAINED TO THE RHYTHM」が上位に入っており、政治的・社会的なメッセージ性を持つポップスとして当時話題になった一曲だ。ブルーノ・マーズの「THAT’S WHAT I LIKE」も控えており、ここからアルバム『24K Magic』を軸にしたファンク・R&B回帰の流れが本格化していく。チェインスモーカーズとコールドプレイの「SOMETHING JUST LIKE THIS」も入っており、EDMとロックバンドの融合というこの時期特有のクロスオーバー感覚を伝えている。

国内勢では、Perfumeの「TOKYO GIRL」が中日本ならではのテクノポップの完成度を見せ、SHINeeの「GET THE TREASURE」はK-POPの洗練されたダンスミュージックとして存在感を放つ。ジャミロクワイの「CLOUD 9」はアシッドジャズの新章として往年のファンからも歓迎されていた。そして小沢健二の「流動体について」は、長い沈黙を経ての新曲としてリスナーに驚きと感慨をもたらした一曲で、90年代を知る世代と新しい世代の双方に届く不思議な浸透力を持っていた。

こうして見渡すと、この週のTOP10は映画音楽、国内バンド、シティポップ再評価、海外ポップスの多様な潮流、K-POP、そして日本のポップミュージック史に残る才能の帰還までもが一堂に会した、まさに2017年前半の音楽シーンの縮図のようなラインナップだったと言えるだろう。

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2017年3月5日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

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