TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2000年6月18日放送)

TOKIO HOT 100 2000-06-18 放送回ランキング ランキング

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2000年6月18日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2000年6月18日放送回)。

この週の音楽シーン

2000年6月18日放送の「TOKIO HOT 100」で首位に立ったのは、BON JOVIの「IT’S MY LIFE」だった。90年代後半、グランジやオルタナティブ・ロック、あるいはヒップホップやR&Bが主流を占めるアメリカのチャートにおいて、80年代から活動するハードロック/アリーナロック勢は決して追い風の状況にはなかった。そうした中でリリースされたアルバム「Crush」からのこの曲は、バンドにとって新たな聴き手を獲得する再起の一曲として世界的に評価され、日本でも幅広い層に届いた楽曲だ。ジョン・ボン・ジョヴィとリッチー・サンボラというバンドの中核に加え、当時売れっ子ソングライターとして数々のポップ・ヒットを手がけていたマックス・マーティンが制作に関わっている点も興味深い。ロックバンドの骨太なギターサウンドと、ポップスとしての完成度の高いメロディーラインが同居しているのは、そうした座組みゆえだろう。「一度きりの人生を自分らしく生きる」という普遍的なメッセージを掲げたこの曲は、時代やジャンルを問わず支持される力を持っていたと言える。 この週のTOP10を見渡すと、2000年という年がいかに多様な音楽が並走していた時期だったかがよくわかる。2位にはフランス発のポップバンド、TAHITI 80の「HEARTBEAT」。渋谷系にも通じる軽やかなギターポップが、国内のリスナーにも新鮮に響いた時期だ。3位にはTHE BRILLIANT GREENが日本語タイトルを添えた楽曲で並び、4位にはMONDO GROSSO feat. BIRDという、クラブミュージックとJ-POPの交差点にあるようなナンバーが続く。国内シーンでは、バンドサウンドとクラブ/R&B的な感覚が同時にリスナーに支持されていたことがうかがえる。 一方でアメリカのポップスシーンを見れば、5位にBRITNEY SPEARSの「OOPS!…I DID IT AGAIN」。前作から続くティーンポップの波の中で、彼女がすでに一時代を築くアイコンへと成長していたことを示す一曲だ。6位のWHITNEY HOUSTON with ENRIQUE IGLESIASによるデュエット、7位のBOYZ II MENによるR&Bバラードも並び、90年代から続くメロウな歌もの人気が根強く残っていたこともわかる。国内からは8位に平井堅「WHY」、9位にSUGAR SOULの「GARDEN」がランクインし、シンガーソングライター的な歌唱力と、洗練されたトラックメイキングを聴かせる楽曲が支持を集めていた。10位のLIMP BIZKITは、ニューメタルというジャンルがちょうどメインストリームに食い込み始めていた時期の象徴的な存在で、ラウドな音像がチャートに顔を出すこと自体、当時の音楽シーンの流動性を物語っている。 こうして見渡すと、この週のTOP10はロック、ポップ、R&B、クラブミュージック、ニューメタルと、実に多彩なジャンルが肩を並べていたことがわかる。ジャンルの垣根がまだはっきりと分かれていた時代でありながら、良い曲であれば形式を問わず支持されるという、ラジオチャートならではの懐の深さも感じられる並びだ。中でも首位の「IT’S MY LIFE」が持つ、時代を超えて響く普遍性は、その後長くロックの定番曲として愛され続けたことからも証明されている。20年以上を経た今、このチャートを振り返ると、当時の空気とともに、時代を超えて残る楽曲の強さを改めて感じさせられる。

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2000年6月18日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

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