TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2024年11月3日放送)

TOKIO HOT 100 2024-11-03 放送回ランキング ランキング

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2024年11月3日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2024年11月3日放送回)。

この週の音楽シーン

2024年11月3日放送の「TOKIO HOT 100」を振り返ると、1位に輝いたのはROSÉとブルーノ・マーズによる「APT.」だった。BLACKPINKのメンバーとして世界的な知名度を持つROSÉが、R&Bやポップスの語り部として長年愛されてきたブルーノ・マーズと組んだこと自体が大きな話題となったが、楽曲そのものも肩の力が抜けたパーティーチューンとして仕上がっており、K-POPと欧米ポップスの垣根がますます薄れていく時代の空気を象徴する一曲だったと言える。タイトルの「APT.」が示す通り、どこか私的で親密な空間を思わせるコンセプトも、SNS時代の距離感の近さと重なって受け止められた。

この週のチャートを俯瞰すると、1位のROSÉ&ブルーノ・マーズに続き、2位にはXGの「IYKYK」がランクイン。日本発でありながらグローバル市場を見据えたXGの存在感は、この時期のJ-POP/K-POPのクロスオーバー現象をよく表している。またLUVの「好人紀行」やKing Gnuの「ねっこ」、Vaundyの「風神」といった国内アーティストの楽曲が上位に食い込んでいる点も見逃せない。国内シーンが独自の個性を保ちながら、海外ポップスと同じ土俵で聴かれている状況は、当時のリスナーの音楽との向き合い方が「洋楽・邦楽」という区分けよりも「気分やムード」で選ばれていたことを物語っている。

洋楽勢を見ても、コールドプレイがナイジェリア出身のアイラ・スターと共演した「GOOD FEELINGS」、レディー・ガガの「DISEASE」、aespaの「WHIPLASH」、タイラの「PUSH 2 START」など、ジャンルも出自も国籍もバラバラな楽曲が同じテーブルに並んでいる。これはまさに2024年後半のポップミュージックが、地域性やジャンルの壁を超えてリスナーに届いていたことの証left左といえる。特にタイラのようなアフロビーツ由来のグルーヴが欧米チャートだけでなく日本のラジオチャートにも自然に入り込んでくる様子は、アフロビーツがすでに一時的なトレンドではなく、ポップスの基礎語彙のひとつとして定着していたことを感じさせる。

そうした多様な音楽が並ぶ中で1位を獲得した「APT.」は、聴き手に難しさを要求しない、シンプルで反復性の高いフレーズ運びが魅力だ。ブルーノ・マーズが得意とする往年のポップス・ソウルのエッセンスと、ROSÉのクールで少し気だるい歌声が重なることで、懐かしさと新しさが同居するサウンドに仕上がっている。パーティーやドライブ、友人との集まりなど、日常のちょっとした高揚感を後押しするような使い勝手の良さも、幅広いリスナー層に届いた理由のひとつだろう。

この週のTOP10全体を眺めると、K-POP、洋楽ロック/ポップス、国内シティポップ以降のJ-POP、アフロビーツ由来のグルーヴまでが違和感なく並んでおり、リスナーがジャンルを固定せずに「今の気分に合う曲」を選び取っていた時代の空気が伝わってくる。ROSÉとブルーノ・マーズの「APT.」が頂点に立ったこの週は、まさにそうした越境的なリスニング文化を象徴する回だったと言えるだろう。

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2024年11月3日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

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