TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(1997年1月12日放送)

TOKIO HOT 100 1997-01-12 放送回ランキング ランキング

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1997年1月12日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(1997年1月12日放送回)。

この週の音楽シーン

1997年1月12日放送の「TOKIO HOT 100」を振り返ると、1位に輝いたのはJAMIROQUAIの「COSMIC GIRL」だった。アルバム『Travelling Without Moving』からのシングルで、ジェイ・ケイのファルセットとタイトなグルーヴが冴える一曲。当時のUKアシッドジャズ〜フューチャー・ファンク・ムーヴメントを象徴する存在として、日本でもクラブシーンからラジオのヘヴィーローテーションまで幅広く支持されていたことを思い出させるランクインだ。90年代半ばはヒップホップの台頭と並行して、こうした生演奏感とダンスミュージックの快楽性を両立させたサウンドが都市型のFMリスナーに強く響いていた時期でもあり、その空気を1位という形で切り取った週と言える。

TOP10全体を眺めても、この週は実に多層的な音楽地図が広がっている。2位にはホイットニー・ヒューストンの「I BELIEVE IN YOU AND ME」がランクイン。映画『天使の贈り物』のサウンドトラックからの一曲で、王道のバラードが持つ普遍的な強さを感じさせる。3位のヴァネッサ・ウィリアムスによる「ALFIE」は、スタンダードナンバーのカヴァーとしての洗練を漂わせ、4位のENIGMAは相変わらずのヒーリング/ワールドミュージック的アプローチで独自の位置を占めていた。

ダンスミュージック方面では5位にUNDERWORLDの「BORN SLIPPY」が入っているのも見逃せない。映画『トレインスポッティング』との結びつきで一躍知られるようになったこの曲は、90年代のブリットポップ〜レイヴカルチャーの熱量をそのままラジオの電波に乗せたような存在感を放っていた。6位はThe Artist Formerly Known As Princeとしてクレジットされた時代のプリンスによる「BETCHA BY GOLLY WOW!」。改名騒動の渦中にありながらも、ソウルフルな歌唱力は健在で、名義の変化そのものが90年代半ばのポップカルチャーの象徴的トピックだったことを思い出させる。

7位のMR.BIGは「STAY TOGETHER」でハードロック/メロディアスロック的な色合いを加え、8位のNUYORICAN SOUL feat. GEORGE BENSONは、ケニー・ドープとルイ・ヴェガによるプロジェクトにジャズギターの巨匠が絡むという、ハウスミュージックとジャズの融合を体現した一曲。9位のエリック・クラプトン「CHANGE THE WORLD」は映画『フェノミナン』の主題歌としてグラミーも席巻した楽曲で、ベテランの貫禄を見せつけた。10位のベイビーフェイスは、R&Bプロデューサー/シンガーとしての引き出しの多さを感じさせるバラードで締めくくっている。

ロック、ソウル、ダンス、ワールド、ジャズが違和感なく同居するこの週のTOP10は、まさに1997年という時代のリスナーの耳の広さを映し出している。ジャンルの垣根が今よりも緩やかに横断されていた時代の空気を、JAMIROQUAIの1位という結果とともに、あらためて感じ取れる回だったのではないだろうか。

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1997年1月12日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

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