TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2025年9月28日放送)

TOKIO HOT 100 2025-09-28 放送回ランキング ランキング

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2025年9月28日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2025年9月28日放送回)。

この週の音楽シーン

2025年9月28日放送の「TOKIO HOT 100」で1位に輝いたのは、藤井風の「PREMA」だった。プレーマとはサンスクリット語で「無条件の愛」を意味する言葉とされ、タイトルからしてこのアーティストらしい、内省と普遍性を同時に抱えた一曲であることがうかがえる。岡山出身でありながら早くから海外のR&Bやゴスペル、ソウルのグルーヴを吸収し、それを日本語のポップスの文脈に落とし込んできた藤井風にとって、こうした精神性を感じさせる楽曲づくりは決して唐突なものではなく、これまでの作品群の延長線上にある表現といえるだろう。ピアノを核にした演奏力と、力みのないヴォーカルの説得力が、国内外のリスナーに支持され続けている理由を改めて感じさせるランクインだった。

2位には米津玄師「IRIS OUT」が続いた。米津玄師は物語性の強い作詞とジャンルを横断する作曲センスで、常に日本のポピュラー音楽の先端を更新し続けてきたアーティストであり、この週も上位を占めたことは、彼の存在感の大きさを裏づけている。3位にはK-POPシーンからも注目を集めるKESHIの「WANTCHU」がランクイン。米国を拠点にしながらもアジア系アーティストとしての感性を大切にする彼の楽曲は、ローファイなR&Bサウンドとメロウな歌声が特徴で、国境を越えたリスナー層の広がりを象徴していた。

4位のHANA「BAD LOVE」、9位のKING GNU「SO BAD」、10位のMAYA「RED LIGHTS」など、国内アーティストの多彩な楽曲がTOP10に並んだ点も見逃せない。ロックからR&B、オルタナティブポップまで、ジャンルの垣根を感じさせないラインナップは、当時の邦楽シーンが単一の潮流に収斂せず、多様なスタイルが並走していたことを物語っている。

一方で海外勢も存在感を放っていた。5位のPRETTY BLEAK、6位のWOLF ALICEはUKのオルタナティブ/ロックシーンからの刺客であり、荒々しさと繊細さを併せ持つサウンドがプレイリストに独特の緩急を与えていた。7位にはレディー・ガガの「THE DEAD DANCE」がランクイン。ドラマ主題歌としても話題になった楽曲で、彼女らしいシアトリカルな表現と現代的なポップの融合が印象的だった。8位のXG「GALA」は、日本発でありながら海外を主戦場に据えるガールズグループとしての存在感を発揮し、Jポップとグローバルポップの境界を軽やかに越えていく姿勢を感じさせた。

こうして振り返ると、この週のTOP10は、内省的なメッセージを湛えた藤井風の音楽を頂点に、国内外の多様な才能が同じ土俵で肩を並べる、まさに「垣根のない時代」の縮図だったといえる。ジャンルも国籍も問わず、良い音楽が自然に耳に届いていく——そんなリスニング環境の変化を、このチャートは静かに映し出していた。

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2025年9月28日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

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