TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2023年6月18日放送)

TOKIO HOT 100 2023-06-18 放送回ランキング ランキング

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2023年6月18日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2023年6月18日放送回)。

この週の音楽シーン

2023年6月18日放送回の「TOKIO HOT 100」で1位を飾ったのは、DUA LIPAの「DANCE THE NIGHT」だった。この曲は同年に公開された映画「バービー」のために書き下ろされたナンバーで、フィルムの世界観そのままに、きらびやかで人工的な高揚感をまとったディスコ・ポップに仕上がっている。四つ打ちのビートとストリングスの装飾、そして堂々としたコーラスワークは、70年代ディスコへのオマージュでありながら、2020年代のダンスフロア感覚にきちんと更新されている点が聴きどころだ。DUA LIPA自身、これまでも「フューチャー・ノスタルジア」以降ディスコ・リバイバルの中心にいたアーティストであり、この曲はその延長線上にありながら、映画という大きな舞台を得たことでより開放的でシネマティックなスケール感を獲得している。 この週のTOP10を見渡すと、映画やドラマといった映像作品と音楽が強く結びついていた時期であることがよくわかる。2位のJON BATISTE、J.I.D、NEWJEANS、CAT BURNS、CAMILOによる「BE WHO YOU ARE (REAL MAGIC)」は、ディズニー創業100周年を祝う企画として制作された楽曲で、ジャンルもキャリアも異なるアーティストたちが一堂に会する豪華な顔ぶれが話題を呼んだ。3位のTHE WEEKND、PLAYBOI CARTI、MADONNAによる「POPULAR」もまた、HBOのドラマ作品と連動した楽曲であり、MADONNAという伝説的な存在が現行のポップシーンに再び合流してくる構図が印象的だった。映像コンテンツとポップミュージックの結びつきが、単なるタイアップを超えて作品世界を拡張する装置として機能していた時代の空気を、この上位3曲は象徴していたと言える。 一方で邦楽勢の存在感も際立つ週だった。4位のIMASE「NAGISA」は、シティポップ的な浮遊感とダンスミュージックのビート感覚を融合させたサウンドで、SNSを起点に若い世代へ広がっていった楽曲のひとつ。5位のIRI「SEASON」は、ジャジーでレイドバックした歌声が持ち味のアーティストらしく、季節の移ろいを繊細に描く一曲。6位のあいみょん「愛の花」は、朝の連続テレビ小説の主題歌として親しまれた楽曲で、彼女らしい素直でまっすぐな言葉選びとメロディーが多くのリスナーの日常に寄り添っていた。10位のNULBARICH「REACH OUT」も含め、日本のアーティストたちが海外の大型企画曲と肩を並べていたことは、この時期の国内シーンの成熟を物語っている。 7位のJUNGLE「DOMINOES」はUKのダンス・コレクティブらしい洗練されたグルーヴを聴かせ、8位のJONAS BROTHERS「SUMMER BABY」は初夏らしい爽やかなポップサウンドで耳を楽しませた。9位のASILO「MELODY」も含め、このTOP10は洋楽・邦楽、映画・ドラマタイアップ、SNS発のヒットまで、当時のポップミュージックが持っていた多層性をコンパクトに映し出す一週間だったと言える。DUA LIPAの一曲がその頂点に立っていたことは、ディスコという過去の遺産が、映像文化と結びつきながら現在進行形のポップスとして鳴り続けていたことの何よりの証だろう。

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2023年6月18日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

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