TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2023年1月22日放送)

TOKIO HOT 100 2023-01-22 放送回ランキング ランキング

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2023年1月22日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2023年1月22日放送回)。

この週の音楽シーン

2023年1月22日放送回のJ-WAVE「TOKIO HOT 100」で1位に輝いたのは、DENIMSの「LIFE IS GOOD」だった。DENIMSは日本のバンドシーンの中でも独自の立ち位置を築いてきた存在で、ギターロックを軸にしながらも音の隙間やグルーヴの作り方に洗練された感覚を持ち込むスタイルが特徴的だ。「LIFE IS GOOD」というタイトルそのものが持つ肯定感と、実際のサウンドの心地よさが噛み合い、新しい一年の始まりを迎えたリスナーの気分に寄り添うような一曲として、この週のトップに立ったことは象徴的だったのではないだろうか。派手さで押し切るのではなく、じわりと体に馴染んでいく質感のロックが支持を集めていたことは、当時のシーンの空気を映す一面だったように思う。

この週のTOP10全体を見渡すと、洋楽・邦楽のバランスがとても興味深い。2位と4位にNewJeansの「Ditto」「OMG」が並び、韓国発のガールズグループがK-POPという枠を超えてグローバルなトレンドの中心にいたことがよくわかる。ローファイで少しレトロな質感を纏った「Ditto」は、2022年末から2023年初頭にかけて世界中で語られた楽曲であり、日本のチャートにおいてもその存在感は明らかだった。さらに3位にはSamiaの「Mad At Me」、5位にはPinkPantheressの「Take Me Home」がランクインしており、インディーポップやベッドルームポップ的な感性が海外シーンで大きな潮流になっていたことも伝わってくる。9位のTaylor Swift「Anti-Hero」も、前年にリリースされたアルバムからのヒットが息長く聴かれ続けていたことを物語る一曲だ。

邦楽勢では、6位に大橋トリオがNulbarichのJQをフィーチャーした「LA LA LA」がランクイン。ジャンルを横断するコラボレーションが自然に受け入れられる土壌が、この頃すでに国内のシティポップ〜R&B的な文脈で育っていたことを感じさせる並びだ。7位と10位にはOfficial髭男dismの「ホワイトノイズ」「Subtitle」が同時にランクインしており、ドラマ主題歌としても広く知られたこれらの楽曲が、シングルとしてもロングセラー的に聴かれ続けていたことがうかがえる。8位のaiko「あかときリロード」も、長年にわたり独自の言葉選びとメロディで支持されてきたアーティストらしい存在感を放っていた。

こうして見ると、この週のチャートは「静かな高揚感」というキーワードで括れるかもしれない。DENIMSの肯定的なタイトルを筆頭に、NewJeansやPinkPantheressの柔らかなポップス、大橋トリオの心地よいコラボレーション、そして髭男やaikoといった邦楽ヒットメーカーの安定感が同居し、派手な祝祭感というよりは、日常に寄り添う音楽が支持されていた時期だったように感じられる。2023年という新しい年の始まりに、リスナーが求めていたのは大きな変化よりも、心地よく続いていく日常のサウンドトラックだったのかもしれない。このTOP10は、その空気を静かに、しかし確かに記録している一週だったと言えるだろう。

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2023年1月22日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

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