TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2023年1月1日放送)

TOKIO HOT 100 2023-01-01 放送回ランキング ランキング

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2023年1月1日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2023年1月1日放送回)。

この週の音楽シーン

2023年最初の放送となった「TOKIO HOT 100」1月1日回のトップに立ったのは、さらさ「太陽が昇るまで」だった。年明け一発目の1位にふさわしく、タイトルからしてどこか希望や再生を感じさせる楽曲で、新しい一年の始まりを飾るにはぴったりの選曲だったと言える。さらさは主にインターネットやSNSを起点に支持を広げてきたシンガーソングライターの一人で、こうした「顔の見えにくい」ところから支持が広がっていく現象は、2020年代のヒットの生まれ方を象徴していた。ラジオという伝統的なメディアが、そうした新しい潮流をきちんとチャートの中心に据えていたことは、当時の音楽シーンの変化を物語っている。

2位のOfficial髭男dismによる「SUBTITLE」は、丁寧に紡がれたメロディとバンドサウンドで安定した人気を誇り、邦楽ロック・ポップスの王道を担う存在としてこの週も上位に食い込んでいた。一方で3位にはザ・ウィークエンドの「Nothing Is Lost (You Give Me Strength)」がランクイン。世界的なスターが日本のチャートでも当然のように上位に来る構図は、ストリーミングを軸にした音楽消費のグローバル化がこの時期にはすっかり定着していたことを感じさせる。4位のPNAU × トロイ・シヴァンによる「You Know What I Need」も、ダンスミュージックとポップスの融合というトレンドを体現する一曲だった。

5位に入った宇多田ヒカルの「First Love (2022 Mix)」は、1999年に発表された名曲に新たな解釈を加えたバージョンで、世代を超えて愛され続ける楽曲が形を変えて現代のリスナーに届けられていたことがうかがえる。往年の名曲が現行チャートに再び姿を見せることは、リスナー層の広がりや音楽の聴かれ方の多様化を象徴する出来事でもあった。6位のピンクパンサレスは、UKのベッドルーム・ポップからSNSを通じて世界的な人気を獲得した若手アーティストで、当時のZ世代的な音楽感性を色濃く反映していた。

7位にはSKY-HIの「Happy Boss Day」がランクイン。プロデューサーとしても活動の幅を広げていた彼の存在感は、この時期の日本のヒップホップ/R&Bシーンの充実ぶりを物語っている。8位のスーパーオーガニズムはボーダーレスな編成のバンドとして、ジャンルや国籍を超えた音楽制作のあり方を示していたし、9位のMIRAGE COLLECTIVEもまた、当時広がりを見せていたコラボレーション型プロジェクトの一例として耳を引いた。そして10位には、テイラー・スウィフトの「Anti-Hero」。前年にリリースされたアルバム『Midnights』からのこの曲は、世界的な大ヒットとなり、自己を見つめ直すような内省的な内容が多くのリスナーの共感を呼んでいた。

こうして振り返ると、この週のトップ10は邦楽と洋楽、ベテランと新星、バンドサウンドとエレクトロニックミュージックが違和感なく混在する、実に豊かなラインナップだったことがわかる。年始という節目にさらさの前向きな一曲が1位に選ばれたことも含め、この放送回は当時の音楽シーンの多様性とリスナーの感性の広がりを凝縮した、印象深い一枚のスナップショットだったと言えるだろう。

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2023年1月1日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

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