TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2022年7月31日放送)

TOKIO HOT 100 2022-07-31 放送回ランキング ランキング

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2022年7月31日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2022年7月31日放送回)。

この週の音楽シーン

2022年7月31日放送の「TOKIO HOT 100」を振り返ると、1位に輝いたのはCALVIN HARRIS、JUSTIN TIMBERLAKE、HALSY、PHARRELLという豪華すぎる顔ぶれによる「STAY WITH ME」だった。これほどの布陣が一堂に会すること自体が話題性を持つ組み合わせで、ダンスミュージックの巨匠として長年シーンを牽引してきたCALVIN HARRISのプロデュースセンスに、ポップスの申し子JUSTIN TIMBERLAKEの歌声、HALSYのクールな存在感、そしてPHARRELLの独特のグルーヴ感覚が重なり合う一曲だった。真夏の放送でこの曲がトップに立ったことは、コロナ禍を経てクラブやフェスといった「集まって踊る」文化が徐々に戻りつつあった当時の空気感とも呼応していたように思える。 2位には日系ブラジル人姉妹によるユニットCHILLI BEANS.の「SCHOOL」がランクイン。日本語と英語、ポルトガル語を軽やかに行き来する彼女たちの音楽は、この時期の邦楽シーンにおける「ボーダーレスな感覚」を象徴する存在だった。3位のBEYONCEによる「BREAK MY SOUL」も見逃せない。ハウスミュージックへの回帰を強く打ち出したこの曲は、後にアルバム「RENAISSANCE」へと連なる大きな潮流の入り口であり、ダンスフロアの解放感を取り戻そうとする世界的な機運を先取りしていた。 4位THE 1975の「PART OF THE BAND」、5位RINA SAWAYAMAの「CATCH ME IN THE AIR」といった並びも興味深い。THE 1975は相変わらず時代の気分を斜めから切り取るような作家性を見せ、RINA SAWAYAMAは日本にルーツを持ちながら国際的なポップシーンで独自の地位を築きつつあった時期。6位にWHITNEYの「REAL LOVE」がランクインしているのも象徴的で、90年代のR&Bやソウルミュージックへのオマージュ的な音作りが、この頃のインディーポップシーンで一つの潮流になっていたことを思い出させる。 邦楽勢では、星野源がおばけをフィーチャーした「異世界混合大舞踏会」が7位に。遊び心とポップセンスを両立させる星野源らしい一曲だ。8位TENDRE、9位King Gnuの「雨燦々」、10位MICHAEL KANEKOがハナレグミを迎えた「RECIPE」と、日本のシティポップ〜オルタナティブR&B的な感性を持つアーティストたちが並んでいるのも、この時期のTOKIO HOT 100らしい多様性を感じさせる。 洋楽・邦楽、メジャー・インディー、さらには国境をも軽やかに越えるアーティストたちが同じチャートに同居していたこの週のTOP10は、2022年夏という時代の「気分」を凝縮したタイムカプセルのようだ。踊りたい欲求と、内省的な音への渇望が同時に存在していた当時のリスナーの心情を、今こうして並べて見返すことで改めて感じ取ることができる。

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2022年7月31日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

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