TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2022年5月8日放送)

TOKIO HOT 100 2022-05-08 放送回ランキング ランキング

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2022年5月8日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2022年5月8日放送回)。

この週の音楽シーン

2022年5月8日のTOKIO HOT 100、1位に輝いたのはLIZZOの「ABOUT DAMN TIME」だった。長引くコロナ禍の閉塞感からようやく人々が外に出始めていたこの時期、ディスコやファンクのグルーヴを軸にした高揚感あるサウンドは、まさに時代の気分と共鳴していたと言える。Lizzoはフルートを操るパフォーマーとしても知られ、力強いボーカルと自己肯定感に満ちたメッセージ性で世界的な支持を集めてきたアーティストだ。「ABOUT DAMN TIME」もそうした彼女らしい、明るく肯定的なエネルギーに満ちたナンバーであり、リスナーの気分を一気に浮上させる説得力を持っていた。派手すぎない打ち込みのビートに乗せて、ソウルフルな歌声が伸びやかに響く構成は、ラジオでのヘビーローテーションにふさわしい心地よさを備えている。

2位には日本発のガールズグループ、SUPERSHYの「HAPPY MUSIC」がランクイン。タイトル通りのポップで開放的なサウンドは、Lizzoの1位曲とも共振する「明るさ」を求める当時のリスナー心理を映し出していたようにも思える。3位のHARRY STYLES「AS IT WAS」は、この年最大級のヒット曲の一つとなった楽曲で、シンセポップ的な質感とノスタルジックなメロディが印象的だ。ワンダイレクション出身のソロアーティストとして、彼はすでに独自の音楽性を確立しており、この曲でもその成熟したソングライティングが光っている。

邦楽勢に目を向けると、4位に秦基博「TRICK ME」、5位にOfficial髭男dism「ミックスナッツ」がランクイン。前者はシンガーソングライターとしての内省的な表現力、後者はバンドサウンドとポップスの融合という、それぞれ異なるアプローチで邦楽シーンを支えていた存在だ。「ミックスナッツ」は当時人気を博していたドラマのタイアップ曲としても話題を集めた楽曲で、髭男らしいキャッチーなメロディラインとタイトなアンサンブルが耳に残る。6位のDISCLOSURE & RAYEによる「WATERFALL」は、UKダンスミュージックの洗練されたプロダクションを聴かせてくれる一曲だ。

7位のPENTHOUSE「流星群」、8位の森大翔「君の目を見てると」といった曲も、それぞれのフィールドで独自の存在感を放っていた。特にBE:FIRSTは2022年にデビューしたばかりの新人グループで、9位の「BETRAYAL GAME」はそのダンスパフォーマンスと洗練されたサウンドプロダクションで、日本のボーイズグループシーンに新しい風を吹き込んでいた時期の楽曲だ。デビュー間もない勢いと緊張感が、この曲のエネルギッシュな仕上がりからも伝わってくる。

そして10位には星野源「喜劇」。ドラマ主題歌として広く知られたこの曲は、星野源らしい軽やかなグルーヴと言葉選びの妙が光る一曲であり、邦楽ポップスの層の厚さを物語っていた。こうして振り返ると、この週のTOP10は洋楽・邦楽を問わず「明るさ」や「前向きさ」を軸にした楽曲が並んでいたのが印象的だ。コロナ禍からの回復期という時代の空気を、音楽というかたちで如実に映し出していた一週間だったと言えるだろう。Lizzoの1位獲得は、そうした時代の求める高揚感を象徴する出来事だったのではないだろうか。

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2022年5月8日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

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