TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2022年1月30日放送)

TOKIO HOT 100 2022-01-30 放送回ランキング ランキング

本ページには広告(Amazonアソシエイト・楽天アフィリエイト等)を含みます。

2022年1月30日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2022年1月30日放送回)。

この週の音楽シーン

2022年1月30日放送の「TOKIO HOT 100」で1位に輝いたのは、ザ・ウィークエンドの「SACRIFICE」だった。当時のザ・ウィークエンドは、アルバム「Dawn FM」を携えてキャリアの新章に踏み出したばかりのタイミング。ダンスフロアを思わせるビートに、ディスコやシンセポップ的な質感を纏わせた作風は、前作までのダークで内省的なムードから一歩抜け出し、開放的で祝祭的な高揚感を打ち出していたのが印象的だ。深夜のラジオという架空のコンセプトを軸にした作品世界の中で、「SACRIFICE」はアルバムの推進力となる一曲であり、それが日本のチャートでも支持を集めていたことは、彼の音楽が国境やジャンルの垣根を越えて広く聴かれていたことの表れと言えるだろう。

この週のTOP10を見渡すと、1位のザ・ウィークエンドに続き、2位には宇多田ヒカルの「BADモード」がランクイン。同時期にアルバム「BADモード」でも大きな話題を集めていた宇多田ヒカルは、内省と実験性を両立させたサウンドで独自の存在感を放っていた。国内外のトップアーティストが並ぶこの週のチャートは、まさにグローバルとドメスティックの音楽シーンが交差する瞬間を切り取っていたと言える。

3位にはアンバー・マークの「FOREIGN THINGS」がランクイン。R&Bやソウルのルーツを踏まえながら現代的な感性でアップデートするアーティストとして、当時から注目を集めていた存在だ。4位のOVALL feat. SIRUPによる「IT’S ALL ABOUT YOU」も、国内シーンにおけるシティポップやブラックミュージックの潮流を体現する一曲として、この時期のリスナーの耳を捉えていた。5位のAile The Shotaによる「AURORA TOKIO」は、都会的で洗練されたトラックメイクとメロウなボーカルが持ち味で、この頃の日本のR&Bシーンの層の厚さを感じさせる存在だった。

6位のイヤーズ・アンド・イヤーズ「SOONER OR LATER」、7位のアレッソ&ケイティ・ペリー「WHEN I’M GONE」は、それぞれエレクトロやダンスミュージックの文脈から生まれた楽曲で、パンデミック下でも失われなかったダンスフロアへの渇望を映し出していたようにも思える。8位のAdo「心という名の不可解」は、当時急速に存在感を増していたAdoの表現力の幅広さを示す一曲であり、ボーカロイド文化とJ-POPの接続点としても興味深い位置づけだった。9位のウェット・レッグ「WET DREAM」は、UKの新世代インディーロックバンドとして世界的なブレイクを果たしつつあった時期の楽曲で、乾いたユーモアと鋭いギターサウンドが持ち味。10位のマカロニえんぴつ「なんでもないよ、」は、日常に潜む機微を丁寧にすくい上げる歌詞世界と親しみやすいバンドサウンドで、多くのリスナーの共感を集めていた。

このように振り返ると、2022年1月末というタイミングは、海外の大型アーティストの新作と、国内のR&B・ロック・ボーカロイド出自のアーティストたちが同じテーブルに並ぶ、非常に多様性に富んだ瞬間だったことがわかる。1位を飾ったザ・ウィークエンドの「SACRIFICE」を軸に据えつつ、ジャンルも国籍も異なる楽曲が肩を並べていたこの週のチャートは、当時のリスナーの耳の広がりと、音楽シーン全体の流動性を象徴する一枚のスナップショットとして、今聴き返しても新鮮な発見に満ちている。

🎧 この曲を聴くなら[PR]

2022年1月30日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

次の週(2022年2月6日) »

いい音で聴くなら[PR]

あわせて読みたい

コメント

タイトルとURLをコピーしました