TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2011年10月16日放送)

TOKIO HOT 100 2011-10-16 放送回ランキング ランキング

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2011年10月16日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2011年10月16日放送回)。

この週の音楽シーン

2011年10月16日放送の「TOKIO HOT 100」を振り返ると、1位に輝いたのはサカナクションの「エンドレス」だった。この年のサカナクションは、バンドとしての知名度を全国区へと一気に広げていった時期にあたる。エレクトロニックな音像とロックバンドとしての生演奏の質感を違和感なく融合させる作風は、当時の邦楽シーンの中でも異彩を放っていた。「エンドレス」もまた、山口一郎の紡ぐ言葉と、浮遊感のあるシンセサウンド、そしてバンドならではの躍動感が絶妙に噛み合った一曲として、多くのリスナーの耳を捉えたのだろう。震災を経た2011年という年は、音楽に対して人々が改めて「何を求めるか」を問い直した時期でもあった。派手さよりも、じんわりと心に染み込むような音楽性が求められていた空気の中で、サカナクションの持つ内省的でありながらどこか前向きなムードは、時代の気分と静かに共鳴していたように思える。

2位にはニュージーランド出身のAVALANCHE CITYによる「LOVE LOVE LOVE」がランクイン。透明感のあるアコースティックサウンドが、当時の日本のリスナーにも新鮮に響いていたはずだ。3位のTHE BAWDIESは、ソウルフルなロックンロールを貫くバンドとして、この頃すでに独自の存在感を確立していた。「RED ROCKET SHIP」のようなナンバーには、彼らのライブハウス育ちのエネルギーがそのまま音源に刻まれている。4位のスキマスイッチ「晴ときどき曇」は、丁寧なメロディメイクとリスナーに寄り添う歌詞世界で安定した支持を得ていたユニットらしい仕上がりだ。

海外勢では5位にリアーナとカルヴィン・ハリスによる「WE FOUND LOVE」が入っている。この曲はこの後、世界的に大ヒットしていくダンスポップの代表格となる一曲で、まさにその勢いが日本のチャートにも届き始めていた頃だったと言える。9位のコールドプレイ「PARADISE」も同様に、当時のUKロックシーンを代表する存在感を示していた。

邦楽勢に目を向けると、6位には星野源の「日常」がランクイン。SAKEROCKでの活動からソロシンガーとしての表現を深めていく過渡期にあたり、日常の些細な感情を丁寧にすくい上げる歌い口が印象的だった時期だ。7位のHALCALIは、ガールズヒップホップユニットとして独自のポップセンスを発揮し続けていた存在。8位の木村カエラ「チョコレート」は、キャッチーでありながらどこか気取らない親しみやすさが持ち味で、多くの世代に愛された。10位のDEF TECHは、レゲエやヒップホップの要素を取り入れたバイリンガルなスタイルで、日本のオーガニックなポップシーンに独自のポジションを築いていたグループだ。

この週のTOP10を並べてみると、邦楽・洋楽、バンド・シンガー、そしてジャンルの壁を越えた多様な音楽が同じ土俵で鳴っていたことがわかる。震災後の日本社会が音楽に何を求めていたのか、そのヒントがこのチャートの中に静かに刻まれているようにも感じられる一週間だった。

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2011年10月16日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

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