TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2013年1月20日放送)

TOKIO HOT 100 2013-01-20 放送回ランキング ランキング

本ページには広告(Amazonアソシエイト・楽天アフィリエイト等)を含みます。

2013年1月20日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2013年1月20日放送回)。

この週の音楽シーン

2013年1月20日の「TOKIO HOT 100」で首位に立ったのは、ブルーノ・マーズの「Young Girls」だった。この曲はアルバム『Unorthodox Jukebox』の収録曲で、当時はシングル「Locked Out of Heaven」が全米チャートを席巻していた時期にあたる。ドゥーワップやモータウン、あるいは70年代のロックンロールを下敷きにしながら、それを現代のポップスとしてまとめ上げる彼のセンスは、この頃すでに確立されていたと言っていい。ジャンルの垣根を軽やかに越えていくスタイルは、以降の音楽シーンにおける「ジャンルレス」な潮流を先取りするものでもあった。

2位に入ったアン・ハサウェイの「I Dreamed a Dream」は、同時期に公開されていた映画『レ・ミゼラブル』からの一曲。ミュージカル映画のヒットが音楽チャートにまで波及するのは珍しい現象で、アカデミー賞シーズンを目前に控えた社会的な注目度の高さがそのままランクインという形で表れている。芝居の熱量をそのまま歌に落とし込んだ歌唱は、映画館を出た後も観客の耳に残り続けたことだろう。

邦楽勢では、秦基博の「初恋」が3位につけている。丁寧なメロディー運びと歌詞の情感で支持を集めてきたシンガーソングライターらしい仕上がりで、洋楽ヒットが並ぶチャートの中でも埋もれない存在感を放っていた。4位のTHE BAWDIESは、ヴィンテージなロックンロールサウンドを現在進行形で鳴らし続けているバンドで、洋楽的な質感を持つ邦楽という点ではブルーノ・マーズの音楽性とも呼応する部分があったのではないか。8位には、ゆらゆら帝国解散後にソロ活動を本格化させていた坂本慎太郎の「まともがわからない」がランクイン。脱力感と実験性を併せ持つサウンドは、当時のインディーシーンの奥行きを感じさせるものだった。

一方、9位のきゃりーぱみゅぱみゅ「ふりそでーしょん」は、原宿カルチャーを背景にした鮮烈なポップ・アイコンとしての存在感をすでに国内外に示し始めていた時期の楽曲。派手な衣装とダンス、中毒性のあるサウンドプロダクションは、後にJ-POPが海外から再評価される流れの布石になったとも言える。

海外勢に目を向ければ、6位にはテイラー・スウィフトの「We Are Never Ever Getting Back Together」。カントリー出身の彼女がポップフィールドへと大きく舵を切った時期の代表曲であり、以降のメガヒット街道の起点として振り返られることが多い一曲だ。7位のワン・ダイレクション「Live While We’re Young」は、当時世界的なムーブメントとなっていたボーイズグループ人気を象徴する存在。ティーン層を中心に熱狂的な支持を集めていた。5位のリッキー・リー、10位のRa Ra Riotといった顔ぶれからは、メインストリームの派手さとは異なる角度から良質なポップス・ロックを送り出していたアーティストたちの存在も見て取れる。

こうして並べてみると、この週のTOP10は洋楽・邦楽、メジャー・インディー、映画音楽までもが混在する非常に多層的なラインナップだったことがわかる。ブルーノ・マーズを筆頭に、ジャンルの境界が緩やかに溶けていく2013年前後の空気感を、このチャートは色濃く映し出していたと言えるだろう。

🎧 この曲を聴くなら[PR]

2013年1月20日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

ワイヤレスでも高音質で[PR]

次の週(2013年1月27日) »

あわせて読みたい

コメント

タイトルとURLをコピーしました