TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2013年10月13日放送)

TOKIO HOT 100 2013-10-13 放送回ランキング ランキング

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2013年10月13日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2013年10月13日放送回)。

この週の音楽シーン

2013年10月13日放送の「TOKIO HOT 100」で1位に輝いたのは、Perfumeの「1MM」だった。中田ヤスタカが手がけるサウンドプロダクションは、この曲でも変わらず緻密で、シンセサイザーの粒立ちとボーカルエディットの妙が際立つ仕上がりになっている。当時のPerfumeはアルバム「LEVEL3」を軸に活動しており、国内のテクノポップ/エレクトロポップの文脈だけでなく、海外のフェスやメディアからも注目を集め始めていた時期だ。日本発のポップスがガラパゴス的な存在にとどまらず、世界のダンスミュージックの潮流と地続きで語られるようになった転換点として、この曲を位置づけて聴くと面白い。

2位のCHVRCHESもまた、この年のシンセポップ再興を象徴する存在だった。スコットランド出身の3人組は、デビューアルバム「The Bones of What You Believe」でシンセの冷たい音色とローレン・メイベリーの伸びやかな歌声を対比させ、80年代的な質感を現代のインディーシーンに持ち込んだ。Perfumeとの並びは偶然ではなく、この時期の世界的なシンセ回帰の空気をよく映し出している。

邦楽勢に目を向けると、SUPERFLYの「STARTING OVER」はロックバンド編成の力強さを保ちながらも、より開かれたポップな方向性を感じさせる楽曲だった。SALLEYの「その先の景色を」は、バンドサウンドの中に丁寧なメロディラインを配置し、じっくり聴かせるタイプの一曲。星野源の「地獄でなぜ悪い」は、園子温監督の同名映画の主題歌として書かれた楽曲で、タイトルの挑発的な響きとは裏腹に、どこか飄々としたグルーヴが星野源らしさを感じさせる。

SPITZの「小さな生き物」は、同名アルバムの表題曲であり、結成から長い年月を経てもなお瑞々しいメロディセンスを保ち続けるバンドの底力を示していた。KANA-BOONの「盛者必衰の理、お断り」は人気アニメ「NARUTO -ナルト- 疾風伝」のエンディングテーマとして広く知られ、疾走感のあるギターロックで若いリスナー層を取り込んでいた時期の代表曲だ。MOBYの「THE PERFECT LIFE」は、ベテランエレクトロニック・アーティストらしい成熟した音像で、フロアユースとリスニングの中間を行くような一曲だった。

SCANDALの「OVER DRIVE」は、ガールズバンドとしての疾走感とライブ感をそのままパッケージしたような楽曲で、当時の彼女たちの勢いをよく伝えている。そして10位のHAIMの「FOREVER」は、姉妹バンドとして国際的に注目され始めていたHAIMの初期の代表曲であり、70年代的なグルーヴとインディーロックの感性を融合させたサウンドが新鮮に響いた。

こうして見渡すと、この週のTOP10は国内外のエレクトロポップ、ロックバンド、映画やアニメのタイアップ曲までが混在し、2013年という年がジャンルの境界を軽やかに横断していた時代であったことがうかがえる。Perfumeの「1MM」を頂点に据えたこの並びは、当時のリスナーが何を新しいと感じ、何を心地よいと感じていたのかを、いまなお雄弁に物語っている。

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2013年10月13日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

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