TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2014年5月18日放送)

TOKIO HOT 100 2014-05-18 放送回ランキング ランキング

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2014年5月18日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2014年5月18日放送回)。

この週の音楽シーン

2014年5月18日付の「TOKIO HOT 100」で1位に輝いたのは、ファレル・ウィリアムスの「HAPPY」だった。この曲はもともと映画「怪盗グルーの月泥棒2」のサウンドトラック用に書き下ろされたナンバーで、シンプルなクラップとベースラインの上に乗る前向きなメッセージが、世代や国境を越えて口ずさまれる存在となった。ファレルはこの前年、ダフト・パンクの「Get Lucky」やロビン・シックの「Blurred Lines」にも関わり、プロデューサー兼アーティストとして一気に存在感を増していた時期であり、「HAPPY」はその集大成ともいえる一曲だった。街中で人々が思い思いに踊る24時間ノンストップのミュージックビデオも話題を呼び、SNS時代ならではの広がり方をした楽曲としても記憶されている。

この週のTOP10を眺めると、2位にマイケル・ジャクソンの「LOVE NEVER FELT SO GOOD」がランクインしているのも印象的だ。生前に録音されていた音源が発掘され、没後もなお新しい形でリスナーに届けられていたことは、彼の存在の大きさを改めて感じさせる出来事だった。3位のイディナ・メンゼルによる「LET IT GO」は、映画「アナと雪の女王」の劇中歌として世界的な現象を巻き起こしたナンバーで、日本でも公開から時間が経ってもなお愛され続けていたことがうかがえる。4位にはコールドプレイの「A SKY FULL OF STARS」。アルバム「Ghost Stories」からの一曲で、エレクトロニックな音作りへの接近が話題となり、バンドの新たな一面を印象づけた楽曲だった。

邦楽勢にも目を向けたい。5位のMOUMOONによる「JEWEL」は、透明感のあるボーカルとポップなメロディが持ち味のユニットらしい仕上がりで、洋楽が並ぶチャートの中でも存在感を放っていた。7位のクリープハイプ「寝癖」、9位のKANA-BOON「フルドライブ」は、いずれもこの時期のギターロックシーンを牽引していたバンドで、若いリスナー層からの支持の厚さがうかがえるランクインだった。両バンドともライブハウスシーンから頭角を現し、テレビアニメのタイアップなどをきっかけに幅広い層へと知られていった時期でもある。

6位のエド・シーラン「SING」もまた、ファレル・ウィリアムスがプロデュースを手がけた一曲だという点で、この週のチャート全体にファレルの存在感がにじんでいたことは興味深い。ソングライター、プロデューサーとしての手腕がここでも発揮されており、当時の彼がいかに多方面で引っ張りだこだったかを物語っている。8位のリリー・アレン「AIR BALLOON」、10位のザ・ロイヤル・コンセプト「ON OUR WAY」は、それぞれ英国、スウェーデンという欧州のポップ/ロックシーンから届いた楽曲で、当時の洋楽チャートの多様さを感じさせるラインナップだった。

全体を振り返ると、この週のTOP10はディズニー作品のタイアップ曲、故人となったスターの新曲、そして若手邦楽バンドの勢いが同居する、2014年という時代らしい一枚のスナップショットだったといえる。中心に据えられた「HAPPY」の底抜けの明るさは、当時のポップミュージックが持っていた開放感そのものを象徴していたのではないだろうか。

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2014年5月18日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

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