TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2015年4月26日放送)

TOKIO HOT 100 2015-04-26 放送回ランキング ランキング

本ページには広告(Amazonアソシエイト・楽天アフィリエイト等)を含みます。

2015年4月26日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2015年4月26日放送回)。

この週の音楽シーン

2015年4月26日放送の「TOKIO HOT 100」を眺めると、この週の空気がよく伝わってくる。トップに立ったのはサザンオールスターズの「アロエ」。桑田佳祐を中心とする日本を代表するバンドが、デビューから長い年月を重ねてなお新しい曲でチャートの頂点に立つという事実そのものが、当時のJ-POPシーンの底堅さを象徴していたように思う。「アロエ」は南国的な響きを持つタイトルからも想像できる通り、開放的でユーモラスな遊び心を感じさせるナンバーで、桑田佳祐特有の言葉遊びとポップなメロディーセンスが凝縮された一曲だった。長年第一線で活動を続けながらも、若いリスナーが集うこうした洋楽混在のチャートで存在感を放てるところに、サザンというバンドの懐の深さがある。

この週のTOP10を見渡すと、邦楽と洋楽が違和感なく並び立っていることに気づく。2位にはUSのファンクユニット、TUXEDOの「DO IT」。ヴィンテージ感のあるグルーヴが心地よく、当時再燃していたシティポップ/ファンクリバイバルの流れを感じさせる存在だった。3位のゲスの極み乙女。「私以外私じゃないの」は、川谷絵音というソングライターが牽引するバンドが独特の変則的なアレンジとポップさで急速に支持を広げていた時期の一曲。4位のTHE BAWDIESは、ロックンロールという古典的なフォーマットを現代に鳴らし続けるバンドとして根強い人気を誇っていた。

海外勢の顔ぶれも興味深い。5位のCarly Rae Jepsen「I REALLY LIKE YOU」、6位のJess Glynne「HOLD MY HAND」は、それぞれポップスとダンス/ソウルの文脈から支持を集めていたアーティストで、当時のグローバルなヒットチャートの潮流をそのまま映し込んでいる。そして10位に控えるMark Ronson feat. Bruno Mars「UPTOWN FUNK」は、この時期世界中のチャートを席巻していたモンスターヒットだ。ファンクのリズムを現代的に再構築したこの曲は、EDM全盛の時代にあってあえてグルーヴと生演奏感を前面に押し出し、結果として世代やジャンルを超えて愛される一曲になった。この曲がランクインしていること自体が、2015年という年を象徴する出来事だったと言える。

邦楽勢では、7位に絢香の「NO END」、8位にMIYAVIの「THE OTHERS」、9位には三代目 J SOUL BROTHERS FROM EXILE TRIBEがギタリストのSLASHをフィーチャリングした「STORM RIDERS」が並ぶ。国内のダンス&ボーカルグループが海外の著名ミュージシャンとコラボレーションするという構図も、当時のJ-POPが積極的に海外との接点を模索していた時代の流れを感じさせる。

こうして振り返ると、この週のチャートは特定のジャンルに偏ることなく、ロック、ファンク、ポップス、ダンスミュージックが自然に混ざり合っていたことがわかる。その中心に、時代に流されない独自のポップセンスを持つサザンオールスターズの「アロエ」が座っていたというのは象徴的だ。ラジオという媒体が国内外の音楽を等しく並べて聴かせてくれるからこそ生まれる、この多様性に満ちた瞬間の記録として、この週のTOP10は今聴き直しても新鮮な発見に満ちている。

🎧 この曲を聴くなら[PR]

2015年4月26日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

いい音で聴くなら[PR]

次の週(2015年5月3日) »

あわせて読みたい

コメント

タイトルとURLをコピーしました