TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2015年11月29日放送)

TOKIO HOT 100 2015-11-29 放送回ランキング ランキング

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2015年11月29日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2015年11月29日放送回)。

この週の音楽シーン

2015年11月29日放送分のTOP10を振り返ると、まず目を引くのは1位に輝いたCOLDPLAYの「ADVENTURE OF A LIFETIME」だ。この曲はアルバム『A Head Full of Dreams』からの先行曲として世に送り出され、それまでのCOLDPLAYが持っていたどこか内省的で荘厳なロックサウンドから一歩踏み出し、ファンクやディスコを思わせる軽やかなベースラインとダンサブルなビート感を纏った一曲だった。バンド後期における「開放的な明るさ」への転換を象徴する存在として、当時のリスナーには新鮮な驚きを与えたのではないかと想像できる。イントロのギターフレーズも印象的で、ラジオで流れた瞬間に「あ、COLDPLAYだ」とわかる強い個性を保ちながら、これまでとは違うポップさを打ち出していた点が象徴的だ。 このTOP10全体を眺めると、2015年後半という時代の空気が濃く反映されている。2位にはJUSTIN BIEBERの「WHAT DO YOU MEAN?」がランクインしており、彼がティーンアイドルから一人のアーティストとして再評価される転換点となったアルバム『Purpose』の勢いがそのまま表れている。トロピカルハウス的な質感を持つこの曲は、当時のポップシーンにおけるダンスミュージックの潮流を体現していた。同様に7位のARIANA GRANDE「FOCUS」や10位のPENTATONIXによる「CAN’T SLEEP LOVE」も、当時流行していたクラブ・ミュージック由来のサウンドメイクがポップスに浸透していたことを物語っている。 一方で5位にはADELEの「HELLO」がランクイン。アルバム『25』のリード曲として世界的な話題を呼び、シンプルながら圧倒的な歌唱力とドラマ性で多くのリスナーの心を掴んだ楽曲だ。COLDPLAYのポップな挑戦と、ADELEの王道的な歌唱表現とが同じTOP10に並ぶことで、2015年終盤の洋楽シーンの多様性が浮かび上がってくる。 邦楽勢に目を向けると、3位にBACK NUMBERの「クリスマスソング」がランクインしているのが季節感を強く感じさせる。12月を目前にしたこの時期らしく、冬の定番となりつつあった同曲がしっかりと存在感を示していた。また4位には星野源の「WEEK END」がランクイン。ドラマ主題歌としても親しまれ、都会的でメロウなグルーヴを持つこの曲は、当時の彼が音楽的な実験精神を深めていた時期の楽曲として記憶される。8位のaiko「プラマイ」、9位の西野カナ「NO.1」も含め、邦楽ポップスがそれぞれの個性を保ちながら洋楽と並走していたことがうかがえる。 6位のONE DIRECTION「PERFECT」も見逃せない。当時彼らはグループとしての成熟期に入りつつあり、アリーナ規模のポップソングとしての説得力を持つ楽曲だった。 こうして振り返ると、この週のTOP10は洋楽・邦楽ともに「多様な音楽性が共存する2015年」を象徴する一枚のスナップショットのように見える。その中心に立ったCOLDPLAYの新しい一面は、バンドの長いキャリアにおける転換点を印象付けるものであり、今聴き返しても当時のワクワクした空気感を思い出させてくれる。

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2015年11月29日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

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