TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2016年6月12日放送)

TOKIO HOT 100 2016-06-12 放送回ランキング ランキング

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2016年6月12日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2016年6月12日放送回)。

この週の音楽シーン

2016年6月12日放送の「TOKIO HOT 100」を振り返ると、1位に輝いたのはジャスティン・ティンバーレイクの「CAN’T STOP THE FEELING!」だった。この曲はアニメーション映画『トロールズ』のために書き下ろされたナンバーで、久々のソロ新曲として世界中のリスナーを沸かせた一曲だ。ファンクとディスコを下敷きにした軽快なリズム、そして何よりタイトル通り「止められない高揚感」を音そのもので体現したプロダクションは、当時のポップシーンにおいてひとつの清涼剤のような存在だったと言える。ジャスティン・ティンバーレイクといえば2000年代からポップ、R&B、ダンスミュージックのクロスオーバーを牽引してきたアーティストであり、この曲でも彼らしい洗練されたグルーヴ感が存分に発揮されていた。夏を先取りするような明るさが、多くのリスナーの心を掴んだのだろう。

この週のTOP10を眺めると、洋楽と邦楽がバランスよく並んでいるのも興味深い。3位にはアリアナ・グランデの「INTO YOU」、4位にはフィフス・ハーモニーの「WORK FROM HOME」がランクインしており、2016年という年が女性アーティストたちのエネルギッシュなポップ/R&Bサウンドで彩られていたことがうかがえる。6位のデヴィッド・ゲッタ feat. ザラ・ラーソンによる「THIS ONE’S FOR YOU」は、同年に開催されたUEFA欧州選手権のテーマソングとしても知られ、スポーツと音楽が結びついた話題作でもあった。8位のレッド・ホット・チリ・ペッパーズ「DARK NECESSITIES」は、ロックバンドとしての存在感を保ちながらも、当時のプロダクション感覚を取り入れた楽曲として評価されていた。

一方、邦楽勢も存在感を放っていた。2位のKOKUA「夢のゴール」は、Cro-MagnonのメンバーらによるプロジェクトKOKUAらしい、ゆったりとしたグルーヴと温かみのあるサウンドが持ち味。5位のハナレグミ「深呼吸」は、永積タカシの柔らかな歌声が沁みる楽曲で、日常に寄り添うような静かな存在感があった。7位のSUPERFLY「ゴチャゴチャ」は、越智志帆のパワフルなボーカルが炸裂するロックナンバーで、当時のライブシーンでも定番となっていた一曲だ。そして9位には桑田佳祐の「大河の一滴」がランクイン。ソロ活動における桑田佳祐特有の骨太なメッセージ性と歌謡曲的なメロディが融合した楽曲で、幅広い世代に届く力を持っていた。

このように振り返ると、2016年6月というタイミングは、洋楽シーンではジャスティン・ティンバーレイクやアリアナ・グランデといったポップアイコンたちが存在感を放ち、邦楽シーンでは世代もジャンルも異なるアーティストたちがそれぞれの個性を発揮していた時期だったと言える。「TOKIO HOT 100」というチャートは、そうした多様な音楽を等しく並べることで、リスナーに横断的な音楽体験を提供していた番組だったのではないだろうか。1位の「CAN’T STOP THE FEELING!」が持つポジティブなエネルギーは、まさにこの週のチャート全体を象徴するような、明るく前向きな空気を作り出していたように思える。

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2016年6月12日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

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