TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2020年10月25日放送)

TOKIO HOT 100 2020-10-25 放送回ランキング ランキング

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2020年10月25日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2020年10月25日放送回)。

この週の音楽シーン

2020年10月25日放送の「TOKIO HOT 100」で1位に輝いたのは、BLACKPINKの「LOVESICK GIRLS」だった。この年、BLACKPINKは初のフルアルバム『THE ALBUM』を発表し、そのリード曲的な存在としてこの曲は世界中のリスナーの耳を掴んでいた。エレクトロニックなビートとロックのエッセンスを組み合わせたサウンドは、K-POPというジャンルの枠を超えて、グローバルなポップミュージックシーンの最前線に立つグループの自信を感じさせるものだった。歌詞のテーマや世界観については触れられないが、サウンドプロダクションの緻密さと、4人のメンバーそれぞれの個性が際立つ構成は、当時のK-POP産業が到達していた完成度の高さを物語っていたと言える。

この週のチャートを見渡すと、2020年秋という時期の音楽シーンの多様性が浮かび上がってくる。2位にはアリシア・キーズの「LOVE LOOKS BETTER」がランクイン。ベテランR&Bシンガーとしての貫禄と、時代に合わせたアップデートされたサウンドが共存していた。3位のデヴィッド・ゲッタとシーアによる「LET’S LOVE」は、EDMとポップスの融合という、2010年代後半から続く潮流を体現する一曲だった。

5位にはBTSの「DYNAMITE」がランクイン。この曲は2020年を象徴する楽曲のひとつで、パンデミック下にあった世界に明るさとポジティブなエネルギーを届けた存在として記憶されている。ディスコ調のレトロなサウンドと英語詞への挑戦は、BTSというグループのさらなるグローバル展開を印象づけるものだった。BLACKPINKとBTS、この二大K-POPグループが同じ週のTOP10に並んでいたという事実は、当時の音楽産業における韓国発コンテンツの存在感の大きさを改めて示している。

国内アーティストにも目を向けたい。4位のRYOHUによる「THE MOMENT」は、日本語ラップシーンの新しい潮流を感じさせる楽曲であり、9位のaikoによる「ハニーメモリー」は、長年にわたって独自の音楽世界を築いてきたシンガーソングライターらしい、日常に寄り添うような温かみのある一曲だった。両者の共存は、日本のポピュラーミュージックシーンの奥行きを物語っている。

6位のROTH BART BARONによる「極彩 | I G L (S)」は、バンドとしての実験精神と情感豊かな表現力が光る楽曲で、邦楽ロック・オルタナティブシーンの独自性を体現していた。7位のショーン・メンデス、8位のデュア・リパ、10位のビーバドゥービーといった顔ぶれも、当時のグローバルポップスシーンの多様な才能を映し出している。特にビーバドゥービーは、当時新世代のインディーポップアーティストとして注目を集めていた存在だ。

この週のTOP10全体を振り返ると、K-POPのグローバル展開、欧米ポップス・EDMの潮流、そして日本国内の多様な音楽シーンが交錯する、2020年という時代らしいチャートの姿が見えてくる。パンデミックという未曾有の状況下でも、音楽が国境を越えて人々をつなぎ続けていたことを、このチャートは静かに証明している。

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2020年10月25日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

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