TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2021年8月1日放送)

TOKIO HOT 100 2021-08-01 放送回ランキング ランキング

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2021年8月1日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2021年8月1日放送回)。

この週の音楽シーン

2021年8月1日の「TOKIO HOT 100」で1位に輝いたのは、BTSの「Permission to Dance」だった。前年からの「Dynamite」に続き、英語詞での楽曲リリースを重ねていた時期にあたり、世界的なチャートでも存在感を放っていたBTSが、日本のラジオチャートでも堂々の首位を獲得したことは象徴的だ。この曲は、コロナ禍で行動が制限される中、音楽やダンスを通じて許可なく踊り、喜びを表現しようというメッセージ性を持った一曲として広く受け止められた。手話を取り入れた振り付けが話題になったことも記憶に新しく、エンターテインメントとしての普遍性と、時代への応答という両面を兼ね備えた楽曲だったといえる。

2位には、millennium paradeとBelleが名を連ねる「U」がランクイン。常田大希率いるmillennium paradeは、ジャンルを横断する音楽性で国内外から注目を集めていたプロジェクトであり、アニメーション作品と連動した楽曲としても大きな話題を呼んでいた。この時期は、音楽とビジュアル表現、映像作品との結びつきがより一層強まっていった時代でもあり、そうした潮流を象徴する一曲として2位に位置していたことは興味深い。

3位のSigala and Rita Oraによる「You for Me」は、ダンスミュージックとポップスの融合を体現する楽曲であり、コロナ禍で制限されていたクラブカルチャーやダンスフロアへの憧憬を感じさせるトラックだった。4位にはさらさの「ネイルの島」がランクイン。国内アーティストの楽曲がこの位置に食い込んでいる点は、当時の邦楽シーンの多様な広がりを物語っている。5位のエド・シーランによる「Bad Habits」は、この後さらに世界的なヒットとなっていく楽曲であり、この時点ですでにその兆しを見せていたと言える。

6位以降には、beabadoobeeやCHVRCHES、Maisie Peters、Almost Mondayといったアーティストが並び、インディーポップやオルタナティブロックの新しい潮流が色濃く反映されたラインナップとなっている。特にbeabadoobeeやMaisie Petersのようなアーティストは、当時Z世代を中心に支持を広げつつあった存在であり、こうした名前がTOP10に並ぶこと自体が、ラジオチャートが単なるメインストリームの反映にとどまらず、次世代の感性をすくい上げる装置として機能していたことを示している。

2021年の夏は、東京オリンピック開催と重なり、社会全体が複雑な感情を抱えながら過ごした時期でもあった。そうした中で「Permission to Dance」が1位に立ったことは、単なる偶然以上の意味を持っていたように思える。制約の多い日々の中で、それでも踊ることを、音楽を鳴らすことを選び取ろうとする姿勢が、多くのリスナーの心に響いたのではないだろうか。このTOP10を振り返ると、世界的なポップミュージックの潮流と、日本発のクリエイティブ、そして次世代アーティストの萌芽が同居していたことがわかる。ラジオという媒体が、まさにその瞬間の空気を切り取っていた一週間だったといえるだろう。

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2021年8月1日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

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