TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2022年3月13日放送)

TOKIO HOT 100 2022-03-13 放送回ランキング ランキング

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2022年3月13日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2022年3月13日放送回)。

この週の音楽シーン

2022年3月13日放送回の「TOKIO HOT 100」で1位に輝いたのは、BE:FIRSTの「BRAVE GENERATION」だった。BE:FIRSTは、SKY-HIが手がけたオーディションプロジェクトを経て2021年にデビューを果たした男性グループで、ダンスボーカルグループの新世代として国内外から大きな注目を集めていた存在だ。この時期の日本の音楽シーンは、K-POPが確立してきたグローバルスタンダードのパフォーマンス水準を強く意識しながら、日本発のグループがどこまで世界に通用するサウンドとビジュアルを打ち出せるかという挑戦が続いていたタイミングでもある。「BRAVE GENERATION」というタイトルそのものが、次の時代を切り拓く若者たちの気概を象徴しているようで、力強いビートとキャッチーなフックが同居する楽曲構成は、洋楽的なグローバルサウンドと邦楽的なメロディセンスの融合を感じさせるものだった。同グループの「BYE-GOOD-BYE」も7位にランクインしており、この週は上位に2曲を送り込む勢いを見せていたことも印象的だ。

2位には竹内アンナの「手のひら重ねれば」がランクイン。透明感のある歌声とシティポップ的な洗練を感じさせるサウンドは、当時の邦楽シーンにおける若手シンガーソングライターの層の厚さを物語っていた。4位には宇多田ヒカルの「BADモード」がランクインしており、同名アルバムを携えた宇多田ヒカルは、この時期改めてポップミュージックの実験性と成熟した表現を両立させるアーティストとして存在感を放っていた。5位のTOFUBEATS feat. 中村佳穂「REFLECTION」、9位のKing Gnu「カメレオン」も含め、ジャンルを軽やかに横断する国内アーティストたちの動きが、このチャートの多様性を支えていたことがうかがえる。

一方で3位のKygo feat. DNCE「DANCING FEET」、6位のClean Bandit feat. A7S「EVERYTHING BUT YOU」、8位のPoppy Ajudha「HOLIDAY FROM REALITY」、10位のCamila Cabello feat. Ed Sheeran「BAM BAM」など、海外アーティストの楽曲も半数近くを占めていた。EDMやダンスポップ、R&B的な質感を持つ楽曲が並び、パンデミック下で制限されていた高揚感や解放感を求めるリスナーの心情が、こうした選曲の傾向に反映されていたようにも感じられる。国内外のポップスがひとつのチャートの中で並列に語られること自体が、当時のTOKIO HOT 100という番組の特色であり、洋楽・邦楽の垣根を意識させないリスナー層の広がりを示していた。

こうして振り返ると、この週のTOP10は、日本発の新世代グループが世界基準のパフォーマンスで台頭しつつある瞬間と、成熟したベテランアーティストの表現、そして海外のヒットチューンが交錯する、まさに過渡期らしい多層的な一枚のスナップショットだったと言える。BE:FIRSTの「BRAVE GENERATION」が1位に立ったことは、単なる一組のグループの躍進にとどまらず、日本のポップミュージックが次のフェーズへと踏み出そうとしていた時代の空気そのものを象徴していたのではないだろうか。当時この曲を耳にしていたリスナーにとって、力強いビートに乗せられた高揚感は、閉塞感の続く日常のなかで前を向くための小さな推進力になっていたようにも思う。今聴き返しても、そのエネルギーの純度は色褪せていない。

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2022年3月13日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

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