TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2022年5月1日放送)

TOKIO HOT 100 2022-05-01 放送回ランキング ランキング

本ページには広告(Amazonアソシエイト・楽天アフィリエイト等)を含みます。

2022年5月1日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2022年5月1日放送回)。

この週の音楽シーン

2022年5月1日放送の「TOKIO HOT 100」で1位に輝いたのは、DISCLOSUREとRAYEによる「WATERFALL」だった。DISCLOSUREはガイとハワードのローレンス兄弟によるUK出身のエレクトロニック・デュオで、2010年代前半から一貫してハウスミュージックのポップな解釈を追求してきた存在だ。一方のRAYEは同じくイギリス出身のシンガーソングライターで、他アーティストへの楽曲提供やフィーチャリングを通じて確かな存在感を示してきたシンガーである。この二組が組んだ「WATERFALL」がチャートの頂点に立ったという事実は、当時のグローバルな音楽シーンの空気をよく映し出している。コロナ禍で長らく制限されてきたクラブやダンスフロアの体験への渇望が、こうしたUKダンスミュージック由来のトラックへの支持につながっていた時期だったことは、多くの音楽ファンが記憶しているだろう。ビートの高揚感とRAYEのボーカルの伸びやかさが融合したこの曲は、聴く者を自然と体を揺らす気分にさせる仕上がりで、まさに「踊るための音楽」が再び日常に戻ってきたことを象徴するようなナンバーだった。 2位にはHARRY STYLESの「AS IT WAS」がランクインしている。元ボーイズグループのメンバーとしてキャリアをスタートさせた彼は、ソロ活動を通じて独自のポップスターとしての地位を確立してきた。この曲もまた、シンセポップ的な質感とノスタルジックなメロディが同居する仕上がりで、洋楽ポップスの新しい潮流を感じさせるものだった。5位のLIZZOによる「ABOUT DAMN TIME」も含め、この週のTOP10には英米のポップ・ダンスミュージックシーンの勢いがはっきりと刻まれている。 一方で邦楽勢の存在感も見逃せない。4位のOfficial髭男dism「ミックスナッツ」は、バンドサウンドとポップなメロディセンスを両立させた楽曲で、幅広いリスナー層に支持されてきたグループらしい仕上がりだ。6位には星野源の「喜劇」がランクイン。俳優としても活躍する彼らしく、言葉選びと音楽性の両面でユーモアと深みを併せ持つ楽曲を届けている。10位に入った藤井風の「まつり」も印象的だ。岡山出身のシンガーソングライターである藤井風は、ゴスペルやソウルのエッセンスを取り入れた独自の音楽性で国内外から注目を集めてきたアーティストであり、この曲でも和のモチーフと洋楽的なグルーヴを融合させた個性が光る。 9位の森大翔、8位のPENTHOUSE、7位のRYOHU feat. YONCEといった顔ぶれも含めて眺めると、このチャートがJ-POPの主流だけでなく、R&Bやヒップホップの感性を持つ楽曲にも目を配っていたことがわかる。洋楽と邦楽、ダンスミュージックとバンドサウンド、ポップスとヒップホップが同じテーブルに並ぶこの週のTOP10は、当時のリスナーがいかに多様なジャンルを横断的に楽しんでいたかを物語っている。 改めて振り返ると、この週のチャートはコロナ禍からの回復期における音楽の「解放感」を象徴していたように思える。1位の「WATERFALL」に代表されるダンスミュージックの躍動感と、邦楽勢が見せる多彩な音楽性がひとつのチャートの中で共存していたことは、2022年という時代の音楽シーンを象徴する貴重なスナップショットと言えるだろう。今こうして当時のTOP10を眺め直すと、ジャンルの垣根を越えて音楽を楽しむリスナーの姿勢が、すでにこの頃から確かな形で存在していたことに気づかされる。

🎧 この曲を聴くなら[PR]

2022年5月1日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

次の週(2022年5月8日) »

スピーカーで鳴らすなら[PR]

あわせて読みたい

コメント

タイトルとURLをコピーしました