TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2014年6月29日放送)

TOKIO HOT 100 2014-06-29 放送回ランキング ランキング

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2014年6月29日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2014年6月29日放送回)。

この週の音楽シーン

2014年6月29日の「TOKIO HOT 100」で首位に立ったのは、COLDPLAYの「A SKY FULL OF STARS」。アルバム『ゴースト・ストーリーズ』からのシングルで、当時のダンスミュージック・シーンを牽引していたDJ/プロデューサー、アヴィーチーが制作に関わったことで大きな話題を呼んだ一曲だ。ギターロックバンドとして出発したコールドプレイが、EDM的な高揚感あるシンセと壮大なピアノフレーズを大胆に取り入れたことで、ロックリスナーとダンスミュージック・リスナーの両方から支持を集めた。2014年前後は世界的にEDMがメインストリームの音楽シーンに浸透しきった時期であり、この曲はまさにその潮流を象徴する存在だったと言える。

TOP10全体を眺めても、この週は当時の音楽シーンの縮図のようなラインナップになっている。2位に入ったMICHAEL JACKSONの「LOVE NEVER FELT SO GOOD」は、没後に発掘・発表された音源で、キング・オブ・ポップの存在感が時を超えて再びチャートに響いていたことを物語る。7位のPHARRELL WILLIAMSによる「HAPPY」は、シンプルな高揚感で世界中を席巻したメガヒットで、この頃はまだラジオでもクラブでもストリートでも鳴り続けていた。9位のIDINA MENZELによる「LET IT GO」も、映画『アナと雪の女王』の世界的大ヒットを背景に、日本でも老若男女を問わず口ずさまれていた楽曲だ。ディズニーミュージカル、EDM、ソウル/ポップのレガシーが同時にチャートインしている様子は、この時期のリスナーがいかに多様な音楽を並行して楽しんでいたかを示している。

また5位のPITBULL feat. JENNIFER LOPEZ AND CLAUDIA LEITTEによる「WE ARE ONE(OLE OLA)」は、この年ブラジルで開催されたFIFAワールドカップと結びつけて語られることの多かった一曲で、6月から7月にかけての国際的なスポーツイベントの熱気が音楽チャートにも波及していたことがうかがえる。6位のKASABIANは、UKロックシーンの重鎮としてこの時期も存在感を放っており、EDM全盛の中でもギターロックがしっかりと居場所を持っていたことを示している。

国内勢に目を向けると、3位のキュウソネコカミ「ビビった」は、当時勢いを増していたロックバンドらしい疾走感とユーモアを兼ね備えた楽曲。4位のandrop「RUN」は、シューゲイザー的な質感とポップさを両立させる国内ギターロックの代表格として支持を集めていた。8位のレキシ feat. 旗本 ひろし、足軽先生による「年貢 FOR YOU」は、歴史ネタとファンクを掛け合わせるユニークな作風で、他にはない独自の存在感を放っている。そして10位のKREVA feat. 三浦大知「全速力」は、日本語ラップとR&Bヴォーカルの融合として、洋楽偏重になりがちなランキングの中で邦楽ヒップホップ/R&Bの底力を示していた。

洋楽ロックのEDM化、ディズニー音楽の世界的ヒット、国際スポーツイベントの盛り上がり、そして国内バンド・ラップシーンの多様な広がり——この一週のTOP10は、2014年半ばという時代の空気そのものを凝縮していたと言えるだろう。

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2014年6月29日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

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