TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2013年9月22日放送)

TOKIO HOT 100 2013-09-22 放送回ランキング ランキング

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2013年9月22日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2013年9月22日放送回)。

この週の音楽シーン

2013年9月22日放送分の「TOKIO HOT 100」で首位に立ったのは、SPITZの「小さな生き物」だった。90年代からロックシーンの第一線を歩み続けてきたバンドが、デビューから四半世紀近くを経てなお新作をチャートの中心に送り込んでいたことは、この年の日本の音楽シーンにおいて象徴的な出来事だったと言える。草野マサムネの伸びやかな歌声と、繊細でありながら芯の強いメロディーラインは、当時流行していたエレクトロニックな音作りやEDM的なビート感とはあえて距離を置き、バンドサウンドの手触りを大切にした一曲として耳に残る。派手な仕掛けよりも、言葉とメロディーの結びつきで聴かせるスタイルは、SPITZというバンドが長年培ってきた美学そのものであり、この週のTOP10の中でも独特の存在感を放っていた。

同じ週のランキングを眺めると、時代の空気がより立体的に見えてくる。2位にはポール・マッカートニーの「NEW」がランクインしており、ビートルズ世代のレジェンドが2013年という時代に新作アルバムで存在感を示していたことがわかる。3位の奥田民生「風は西から」は、日本のロックが世代を超えて響き続けていたことを裏付ける一曲だ。一方で4位のPerfume「1mm」、5位のレディー・ガガ「Applause」は、テクノポップやダンスミュージックが依然としてメインストリームの重要な軸であったことを示している。特にガガの「Applause」は、ステージと音楽そのものへの愛を歌ったアンセム的な楽曲で、ポップミュージックが持つショーマンシップの強度を改めて感じさせるものだった。

6位のandrop「VOICE」、7位のJUJU「DISTANCE」は、国内のオルタナティブロックやR&B/ポップスがそれぞれの文化圏で確かな支持を得ていたことを物語る。8位のCHVRCHESは、スコットランド出身のシンセポップ・ユニットとして当時海外で急速に注目を集めていたグループで、その透明感のあるサウンドは日本のリスナーにも新鮮に響いていた。9位のRAKEは、ロックバンドとしての熱量をストレートに届ける存在として、10位のアークティック・モンキーズは英国ロックの新しい潮流を体現するバンドとして、それぞれ異なるベクトルの音楽性をチャートに刻んでいた。

こうして見渡すと、この週のTOP10は国内外・世代・ジャンルを問わず多様な音楽が並立していた点に大きな魅力がある。ベテランバンドの新曲が首位を飾りながら、テクノポップの女王たちや新進気鋭の海外アクトが並ぶ構成は、2013年という時代がいかに音楽的な選択肢に満ちていたかを教えてくれる。SPITZ「小さな生き物」が首位に立ったこの週は、変わらぬ魅力を持つロックバンドの底力と、めまぐるしく変化するポップシーンの熱気が同居した、実に象徴的な一週間だったのではないだろうか。

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2013年9月22日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

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